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風の想い人  作者: 北見海助
五章 動乱編
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百八十四話 懸念事項のまとめ

昨日は更新出来ずすみませんでした。

サンザルト・ジーナが倒れた報告が入った後暗部の会合は冷たい空気が流れていた。


「あの報告が間違いなく、サンザルト国王が倒れたと言うことは動き始めるわよ、メナト公爵家が」


そう言う美羽には幾つかの懸念事項があった。そのメナト公爵家、現第二王子の叔父が実権を狙って動きだすことは簡単に予想がついた。


「西支部長として今、暗部が出来ることはあるか?もう一度言うが俺はレショット・ジーナに国王になってもらいたいと考えている」


時成の強い思いに美羽は思案して一つ結論づけた。


「まだ動くのは早いかと思います。それにレショット王子の現場での実力を測るいい機会かもしれません」


それを言う美羽に時成は軽く頷いた。


「王子間の対立が表面に現れることはもうすぐかもしれないな」


レショットに会ってからは食料品を輸出している風の民だが貿易赤字が7か月くらいあってからはそこからはプラスマイナスで変動の幅が小さくなっていった。そのおかげで昨年の冬は乗り越えることが出来た。


「六代目。それも問題ですが、水の都の方も考えなければいけないかと。根木沼は強かな男です。それに反対勢力の弾圧もするかもと言う噂が流れています」


南西支部の方は争いの予感が強まっているからこそ、警戒することも多い。


「これは情勢が一気に変わる可能性が高くなってきたな。皆さん気を引き締めて行動するように」


「はっ」


そう言って会合は終了した。



ここまでお読みいただきありがとうございました。

次回『風の想い人』百八十五話は4月20日(木曜日)に更新する予定です。

次回もよろしくお願いします。

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