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コボルト10勇士の初任務

誤字脱字の修正ありがとうございますm(__)m

そして日間5位まであがってきています。

応援してくださってありがとうございます(^^)

 コボルトたちを助けてから3日後。

 学校の休みを使ってコボルトたち10匹を街の外に連れ出していた。


 彼らの回復力には目を見張るものがあった。

 あれだけ衰弱していた身体は3日で元気を取り戻し以前よりも動きやすいと言っている。


 さすがもと魔物なだけはある。

 しぶとさと回復力は天下一品だ。


 早速街の外で薬草の採取クエスト手伝ってもらう。

 この人数がいれば薬草採取も短時間ですむ。

 今まで彼らは誰かに施しを受けることでしか生活の糧を得るという選択肢がなかった。

 でも、自分で稼ぐという選択肢が増えただけでも彼らにとっては朗報だった。


 それが終わったらばコボルトたちと近くの森に鎧くわがた素材3匹分をとりにいく。

 彼らを危険な目にあわすつもりはまったくない。

 ただ、現状を変えるためにはやっぱり実践も必要だ。


 コボルトたちはさすが元が犬族というだけあり、狩での連携、それに嗅覚を使っての探索に秀でていた。

 俺からするとただの犬の遠吠えにしか聞こえなくてもそれでお互いの位置と簡単な連絡をやりとりできるなどかなり優秀だ。


 もっと時間がかかるかと思っていたが、薬草採取も鎧くわがた素材3匹分も開始から1時間ほどで終わってしまった。彼らも実践を通していろいろ学ぶことができたようでそれぞれが、「次のクエストでは~」なんて話をしている。


 自分たちで挑戦して課題を見つけてそれをクリアーしていく。

 それが楽しくて仕方がないといった感じだった。


 予想外に早く終わったので、一度ギルドに戻って新しいクエスト依頼を受けることにする。


 ★


 ギルドに顔をだすとちょうどギルドマスターの部屋からでてくるレノバがいた。

 あいさつをしようとすると急に、

「アルス様ちょうど良かった。私としてはライバルを助けるのは非常に複雑なんですが、それでもこのまま放置しておくことはできませんので一緒に来て下さい。」


 そういうと俺の腕を引っ張ってギルドから連れ出される。

 ギルド内からは、


「あっついにアルス君がレノバの毒牙に。」

「アルス君が残した冒険者の心得は忘れないよ。」

「みんなアルス君の銅像を作ろう。」

「そうだ!偉大な冒険者を忘れちゃいけない。」

「アルス君よ永遠に!」


 仲良くなれたのはいいが、だいぶふざけた声が聞こえてくる。

 見てるなら助けてくれればいいのに。


 冒険者ギルドから外にでてレノバに声をかける。

「あの、レノバさんちょっと話が見えないんですけど。」


「アルス様ごめんなさい。詳しくは言えませんが緊急クエストが発令されました。依頼内容はできるだけ限られた人数と時間でとある誘拐事件の解決。今現在で、事件発生からおよそ30分たってます。もうすでに手遅れの可能性もありますが、依頼内容は誘拐されたとある人物を助け出すこと。ご協力頂けないでしょうか?」

 今までのふざけた感じの口調とは違い丁寧になっている。

 それほど、これがまずいクエストということだろう。


「わかった。手がかりは?それ以上の情報で話せることは?」


「誘拐されたのが女性ということだけです。犯人はオーク族らしいということと、後これがその人の持ち物になります。残った魔力を感知できますか?」


 それは女性用の帽子だった。残った魔力を探してみるが魔力を封じられているのかその女性がどこにいるのかまで感知することができない。


「ちょっと難しいな。」


「ピギゥー」


 クラウドが何かいいたそうに慌てている。


「どうしたクラウド落ち着け。」


「ピギゥー」


「マスター、その帽子私たちにも貸して頂いてもよろしいですか?」

 コボルトたちがいるのをすっかり忘れていた。

「アルス様そのコボルトたちは?」


 俺が、

「コイツらは俺の…」

 と言いかけたところ、

「私たちはマスターの従順なるしもべ、コボルト10勇士です。お嬢様以後お見知りおきを。」

 そう挨拶をしたのはスリで俺に捕まったレオンだった。


「わっ私が…お嬢様…いやっ確かにそうだけど、今日の姿でお嬢様だなんて、もう。アルス様ったらこの子たちに私たちの関係なんて説明したのよー。そういうのは段階があると思うの。」


 青髭をはやした変熊のレノバもじもじしている。こういう時間もったいないと思うんですけど。

 俺はレノバを無視して、

「この帽子の匂いたどれるか?」


「お任せくださいマスター。必ずお役に立たせて頂きます。」


 レオンが帽子を受け取ると全員に匂いを覚えさせ、一目散に四方に散らばっていった。

 それからすぐに遠吠えが聞こえる。

「マスターこっちです。」

 レオンが走り出す。俺とレノバは後からついていくが、レノバはまだ壊れたままだった。

 背中に冷たいものが滝のように流れてくる。

 どうしよう。人助けも大事だけど自分の身も危ない気がする。


 最初に到達したのは人通りの少ない裏路地だった。

「ここは、その女性が誘拐されたところですね。」


 そこは貧民街へ続く路地の入口だった。


「マスター誘拐犯は少なくともオークが3人ですね。」

 その時また遠吠えが聞こえる。


「マスターそれほど犯人は遠くないようです。ただ…人数が多いのと…ワオーン!」

 レオンが遠吠えをし何かを仲間に指示をだす。

「急ぐぞ!」

 レオンをかかえて走った方が早いのでレオンを抱えその誘拐された人のところへ急ぐ。

 嫌な予感しかない。

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小説書籍化しています。 ぜひ手に取ってもらえればと思います。 テイマー養成学校 最弱だった俺の従魔が最強の相棒だった件
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