表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/42

第7話

いつにもまして短いです。

「痛っ」


 登校中、俺は頭を押さえて立ち止まった。


「どうしたんです?」


 メイナが心配そうに顔をのぞき込んでくる。


「ちょっと頭痛がしただけだよ」


 俺は力なく笑った。


「無理しないでくださいね」


 奏音の前では「使えない」とか言ったくせに、どうやら心配してくれているようだ。


「ん、ありがと。……そういや、奏音は上手くやってるかな?」

「能力で見てみたらいいじゃないですか」

「無茶言うなよ」

「そうでしょうか。意識していない時には発動していたのですから、ふとした瞬間に使えるかもしれませんよ」

「そりゃそうかもしれないけど」


 言った瞬間に、目の前がピンク色に染まった。


「何だこれ」

「どうしました?」


 一瞬で元の視界に戻ったが、頭が重いような気がする。


「ちょっと、世界がピンクに染まっただけ」

「……留さんでしょうか?」

「だとしたらどういう意味?」

「三浦さんと二人きりで嬉しい、とか?」


 無理無理無理、我慢だ、という字が何度も頭の中で瞬いた。


「そんな可愛い感情だったらいいけどな」


 呟くと、メイナがきょとんとした顔でこちらを見た。

 どうやら聞こえなかったようだ。


「いや、なんでもない。とりあえず、あとで奏音に話聞こうぜ」

「はい」


 俺たちは並んで歩きだした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ