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神様の休日  作者: たかまる
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シロンにて

よろしくお願い申し上げます。

第三話 シロンにて

少し時間がもどる、ここは界理(かいり)達の世界観だと辺境に当たる世界、其処には隣り合う二つの星、二つの世界を双子の女神が管理している、星の名前はカロンとシロンと呼ばれていてカロンを姉のフィーネス

シロンを妹のスィーネスが管理していた、カロンとシロンの下界同士の繋がり、交流は無いのだが女神同士が双子でその眷属の天使達は皆家族の様な物で神域こそ違うが交流は盛んである。

そのシロンの神域の神殿でスィーネスは大きな瓶を覗きこみながら、ブツブツ話をしている、はたからその姿を見たら危ない人なのだが、この瓶がこの辺境の異世界の神ネットを繋ぐ装置なのだ、様は瓶の中に水が入っていて、その水鏡に話したい相手か映るテレビ電話みたいな仕組みである。

今スィーネスが覗き込んでいる瓶の底には、彼女に瓜二つな長い銀髪、紫色の瞳の美女が映っている。

「そう、スィーそれでね先日お友達の女神のお茶会にお呼ばれしたの!」

「えーっ、お姉ちゃんだけズルい!」

「まぁまぁ、ごめんなさいそのお茶会でね今話題になってる出雲の話がでたのよ!」

「えっ出雲ってたしか日出ずる国の神たちがバカンスに集まるって所だったっけ?」

「そう!その出雲にね友達の女神の母神様が去年行って来たんだって!それでその母神様の御土産に貰ったて服を着てたんだけど、それがねすぅーごく、可愛いの!何でもワンピースって服らしいんだけど白のふわっとした生地でお花の絵が其れは見事に描いてあるの!私あんな服見た事がないわ、でね話しを聞くと出雲では女神達がみんな可愛い服でお買い物やすぅーごく、美味しいお菓子が食べられるお店でお茶会したりするんだって!その日のお茶会にもその出雲の御土産のお菓子を少しだけいただけたの!クッキーってたしか言ってたけど食べた時、甘くてしっとり、口の中でほろほろ溶けるの!」

「ズルい!ズルい!お姉ちゃんだけズルい!

私も食べてみたい!それにワンピースって服、凄くきになる!ぅー私も見たいよー!」

「まあ、落ち着いて、でね出雲に行くとね神ネットの中で使える道具が売ってるらしいの!手鏡みたいなも物、箱みたいな物があって、その道具は出雲に売ってる商品ならなんでも映してしかもその品物も買えちゃうんだって!凄いのは頼んだ翌日に品物を届けてくれるんだって!でね今余りにも人気で品物が品切れしてて、今年の出雲のバカンスの時までお休みしてるらしいの、だからねスィー!今年の出雲のバカンスに2人共参加の応募しようよ!2人のうち何方かが参加できればね!」

「でもお姉ちゃん、出雲バカンスって凄い人気でなかなか当たらないんじゃ」

「スィーネス様、スィーネス様!」

スィーネスは自分が呼ばれている事に気付き覗き込んでいた瓶から振り返る、其処には少し青ざめた天使長がたっていた、スィーネスは天使長の顔を見てコレは只事では無いと直感した!

「天使長なにかあったの?」

スィーネスは不安げにたずねた、すると

「日出ずる国の太陽神、天照様より通神(つうしん)が入っています。」

スィーネスは何が起きたか判らずただ固まってしまい天使長にもう一度呼ばれる迄動けずにいたが気を取り直しもう一度瓶を覗き込んで

「お姉ちゃん、ゴメン急用ができた!また連絡するね!」

「ちょっ、なにがあったの?ねえ」

フィーネスがまだ話していたがスィーネスは通神(つうしん)を切り、一度深呼吸をしてから、他の瓶を覗き込んで

「お待たせ致しました私がスィーネスです」

覗き込んだ瓶の中には長い黒髪に切れ長の目額に太陽の型の金の髪飾りを付けた女神が映っていた。

「ごきげんようスィーネス様、私は日出ずる国の神天照大御神(あまてらすおおみかみ)と申します、今日はスィーネス様にお願いしたき事があり通神(つうしん)させていただきました」

スィーネスは内心ドキドキしながら平静を装い返す

「今神々の間で有名な天照大御神(あまてらすおおみかみ)様に直接通神(つうしん)を頂き光栄です、してお願いとはどの様な事でしょうか?私に協力出来る事でしたら何なりと」

「コレは心強いスィーネス様、実は恥ずかしながら内の愛し子が迷子になり探しているのです」

スィーネスは一瞬迷子?と私に相談?て事はシロンで?まさか!スィーネスは愕然とする、天照様は迷子と言っているが、間違いなく私の世界シロンにその迷子がいると、遠回しに言っているのだ!なっ何が起きた?スィーネスの背中に冷たい物が走る。

「スィーネス様、スィーネス様!如何された

大事無いか?」

「はっ!申し訳ありません、天照様、私の届かぬ所で何が起こってしまったようです、知らぬ事とはいえ、私の監督不行き届きです、恥ずかしさのあまり、消えてしまいたい!」

「何を言っておいでか?此方にも非はあるのです、二人で協力し合い解決しましょうぞ!」

「ありがとうございます天照様、私に出来る事でしたら何なりとおっしゃって下さい」

「では、お言葉に甘えてお願いを、本来ならお願いする私がお伺いするのが筋なのですが、私は日出ずる国から外にと出る事が出来ませんので、私の息子を遣わしたいのですが、宜しいか?」

「はい、私は息子様であろうと、変わらず協力させていただきます。」

「ありがとうスィーネス様、詳しくは息子に託しておきます。息子はまだまだ青二祭なのでご指導ご鞭撻をよろしく頼みます、心配なのはスィーネス様そなたが余りにも美しいので息子が帰りたく無くなってしまわないか心配しておるのだよ、」

と、天照は微笑んでいる。

「あと、スィーネス様今回は此方のお願いと、公式に日出ずる国の神の訪問にしていただきたい、公式に此方からのお願いですので掛かる何もかも全て此方で持つ、あと私の気持ちを息子に持たせよう。明日の昼過ぎに其方に着くよう言いつけてあるのだが、宜しいか?」

「受け賜わります天照様」

「ありがとうスィーネス様、それではごきげんよう、そう!今年の出雲には私からスィーネス様を招待しょう、出雲で会いましょう!」と言葉を残し通神(つうしん)はきれた、スィーネスはその場にへたり込んでしまい慌てた天使長に抱えられ広間の女神の椅子に座る

「天使長、皆全て集めて!カルムスはあちらにいるから、いいわ、」

「解りました、直ぐに!」

十分後広間にカルムスを除くシロンの神と眷属の天使達二十五人全てが広間に集まっていた、天使達の中では、先程の通神(つうしん)の事でワイワイと盛り上がっている。

「静かにしなさい!」

天使長の一括に皆黙りスィーネスに注目する

「皆聞いて、先程日出ずる国の天照様からお願いがあり、明日昼過ぎに天照様の息子様がこのシロンに公式に訪問されます、お願いの内容については、明日訪問時に直接お聴き出来るでしょう、急な話しで悪いんだけど皆協力して、お出迎えの準備をしましょう!」

スィーネスの言葉を聞いて一瞬しんとした広間がキャーっと黄色声か飛び交う、無理もない、今話題の国の神なのだ、それも此方が協力と言う形でお近付きになれるのだ、

「日出ずる国の方々は、なにでいらっしゃるのかしら?やはり神獣ではないの?ペガサス、ユニコーン、もしかしてドラゴンかしら?」

「私明日が楽しみで待ちきれない!」

おのおの天使達が盛り上がり、各自清掃や自分に降られた仕事に向かって行った。

広間には天使長と副天使長が残りスィーネスと話していた、

「スィーネス様天使達には協力といいましたが、実際は何が起きたのですか?」

スィーネスは気持ちが多少落ち着いたのか、フゥ〜っといきを吐き

「どうも内の世界の子達が異世界召喚を行い日出ずる国の人を拉致してしまったみたい」

驚愕の事実と事の重大さに天使長と副天使長は絶句する!

「心配しないで、大丈夫よ!天照様はとても優しい方よ、全て此方に負担が掛からないようお心遣いをしただいているわ、それに私!今年出雲に天照様直々招待されちゃった!」

スィーネスは今日一番の爆弾を落とした!

直ぐにに副天使長が食いつく!

「スィーネス様お供の一人は是非私に!」

「副天使長、気が早いですよ!」

と天使長がたしなめる、本当は自分だって行きたいのだ、しかし、慣習で女神の留守は天使長が守るこれが一般的で女神に天使長が同行する事はほとんど無い、天使長は思う、こうなったら、御土産を奮発して貰おうと。

ふと目の前の女神と天使をみれば二人でコソコソ楽しそうに話していた。

ありがとうございました。

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