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神様の休日  作者: たかまる
28/57

よろしくお願い申し上げます。


第ニ十七話 宴


朝、力子と光子とスルハが湯浴みをしながら、力子が、

「光子、今日は、貴女が主役なのですから、綺麗におめかし、しなくては、」

「姉様、今日は、どの位の神様達が、お集まりになるのですか?」

「今回光子、貴女に関わった神全てに、声を掛けましたので、時間が、合えば、天照様や、ウカ様も、お見えになられるかも知れません、」

スルハが、

「スィーネス様、フィーネス様、ソルス様、カルムス様、も、お見えになります、後、琴平様も、」

光子が、

「私の為に沢山の神様方がお力を、お貸しくださったのですね、」

力子は、光子の頭を撫で、

「では、お出迎えの、準備を致しましょう、」


シロンでは、

「お姉ちゃん、ソル、もう来ちゃったの!ちょっと早くない!」

「だって、スィー、界理様にお会い出来るのよ、私昨夜は、眠れなかったわ!でも、スィー、その衣装は、私と、同じじゃない、」

「うん、この子がね、むこうで湯浴みをした後に、メイクと、衣装を整えてくれるの、ねっ!」

スィーネスが、話しかけると、フッ、っと式神が現れ、

「はい、フィーネス様、ソルス様も、私の同僚が、お支度させて頂きます、」

フィーネスが、

「本当、早く行きたいわ!」

ソルスが、

「フィー姉さん、慌てないで、」

フィーネスは、二人の妹に向き、腰に手を当て、鼻から、フゥーッ、と息を出し

「貴女達、私と、同じ衣装だけど、ちがうよね!」

スィーネスと、ソルスは、??分からず首を傾げる、すると、フィーネスが、

「付けているんでしょ、下着!!」

言われた二人は、固まり目を背けている、

ソルスは思う、ごめん姉さん、この下着一度着けたら、着けないと、落ち着かないの、其れに、私の下着姿を、式が、美しいと、絶賛してくれたの!、ソルスは、そっと、式神を入れている、胸元を押さえた。

カルムスは、自室で、慌ただしく支度をしながら思い出す、先日シロンから一度帰った界理より、携帯端末を貰った時の事を、

「兄貴、直接執務室に、飛んで来て良かった?」

界理は、笑顔で、

「はい、特別カルムス様のみ許可致しました、今日は此れをと、携帯端末を、取り出し

渡すと、カルムスが、

「兄貴此れ姉ちゃん達が、持ってたヤツだね、」

「そうです、早速登録しましょう、」

界理は、銀の携帯端末をカルムスにわたすと、カルムスが、力をそそぎ、登録する、そしてイズモネットの繋ぎ方を説明して、とあるサイトを教える、サイトの名称は、男神の休日、一見男神達の情報共有サイトに見えるが、パスワードを入力すると、抱き枕ちゃんのオフィシャルサイトに入る事が出来る、其処には自身の抱き枕ちゃんの自慢写真や、二人の抱き枕ちゃんと、スリーショット写真を、上げている猛者もいる、カルムスは、感動しながら、サイトを見ていると、五賢人と、崇められる者達がおり、目の前の界理や、先日紹介された琴平が五賢人と知り、また驚く、その日よりカルムスは、夜遅くまで男神の休日で、情報交換や、自分と、抱き枕ちゃんのツーショット写真を上げたりしている、勿論端末の待ち受け画面は、ツーショット写真だ、そのサイトが昨晩一つの書き込みより、お祭り状態になっていた、それは、抱き枕ちゃん新シリーズ?と書き込みが有り、皆が凄い勢いで食い付き、あるビックネームの神が、新シリーズオリジナルのオーナーか?という情報であった、カルムスも、夜遅く迄この談義に参加していて、寝坊したのだ。


琴平は、寝所から出て、式神に手伝わせ支度を始める、式神が、

「琴平様、とても楽し気に見えますが、」

「左様か?」

と、微笑み昨晩の通神を、思い出す、スルハとは、仕事が終わってからしか、通神が出来ないため、必然的に夜遅くになり、二人共寝所で通神する、琴平は、寝間着姿も、和装で、スルハは、その姿に見惚れるが、自身は、化粧もおとし、パジャマ姿が、恥ずかしいので、目の直ぐ下まで、布団に包まり通神する、琴平は、そのスルハの姿が、とても可愛く愛しい、明日の宴で、やっとスルハに逢える、二人が、では明日と、通神を終えたのは、真夜中過ぎであった、琴平は、式神に、

「正装には、彼方で着替える、私は、車で、界理の屋敷にはいる!」

式神は、

「承りました、」

と、一礼して消える、と琴平は駐車場に向かった。

シロンの広間にある界理の社の入り口が、開き中から正装した式神が、入り口の左右に別れて立ち、深く頭を下げ、一礼する、

扉の中には、もう一人式神が頭を下げ、

「ようこそ、日出ずる国へ、」

と、スィーネス達を、案内する、フィーネスと、ソルスは、初めてだった為、やや緊張気味に、中へ進む、皆が、奥の扉を、くぐった時、ソルスの胸元が光る、即座に式神が現れソルスを取り囲む!皆が、固まっていると、

「控えよ!!」

と、ソルスの隣に力子が、現れる、式神達は、片膝をつき、一礼して消える、皆が戸惑っていると力子が、深く頭を下げ、

「私どもの式神が、大変失礼いたしました、ソルス様胸元が汚れてしまいました、此方に、スィーネス様フィーネス様は、式神に案内させます、私達も、直ぐに合流致します、」

と、ソルスを連れ転移した、

スィーネスと、フィーネスは、ポカンと口を開けていたが、式神に案内され、付いていった。

力子は、自分の部屋に、ソルスを連れ転移すると、ソルスも、ポカンとしていた、力子は、

「申し訳ありません、ソルス様、式神を、連れてみえましたね、」

ソルスが、何気なく胸元に手をやり、固まる、式神が無くなっている、我に帰り服のなかを調べるが、どこにも式神は無い、ソルスは目に涙を溜めながら、力子を見る、力子は、

「ソルス様、あの子を其れ程大切にして頂き、ありがとうございます、全ては、私の責任です、あの子は、今年の出雲で、発表される予定の、式神執事だったのです、ですから、お渡しする時に、界理様には内緒ですよ、とお伝えしたのです、あの子は未だ、この社の結界に登録されてなかったので、結界内に入った瞬間に、消えてしまいました、私の注意が足りませんでした、申し訳ありません」

と、もう一度頭を下げる、

ソルスは、目から涙を流しながらも、

「力子様、頭をお上げ下さい、連れてきた私が悪いのです、直ぐ気持ちを切り替えますので、少しだけ、一人にしていただけますか、」

力子は頷き、

「分かりました、暫くしたら迎えに来ます、」

と、廊下に出ると部屋の中から、大きな泣き声が聞こえてきた。

ひと泣きし終え、フゥーと、息を吐き、ハッと振り返ると、界理が、シィーと、指をソルスの口に置き、ソルスの胸元に手をかざす、

ソルスは、真っ赤になりながらも、目を見開く胸元には、人形の紙が入っていた、界理は微笑み、

「内緒ですよ!」

と、ウインクする、ソルスは、思わず界理に抱きつき、界理の耳元で、

「ありがとう」

囁く、と、界理は、真っ赤になって、慌てて転移して行った、ソルスも自身の大胆さに赤なりながら、ベットに倒れ込みジタバタする、不意にベットの上の薄い本を見つけ、手をのばす、本のタイトルは、界琴、どうやら絵本のようだ、ソルスは、表紙の絵をみて、此れは界理様?この絵とても上手い、界理様もカッコ良いが、もう一人の殿方も素敵と、ソルスは、本の中が気になり、禁断の書を開いてしまった、全てのページを、二度繰り返し読み、後書きの、サークル紹介の中に、力子の名前が書かれていて、今年の出雲で、界琴の続編が出るとも、書いてあり、ソルスは、チェックする!すると、扉がノックされ、力子が、

「落ち着きましたか?」

と、聞いたのに対して、ソルスは、凄い勢いで、

「ちっ、力子様、いや、力子先生!この界琴、いや、この本を私に、頂けませんか?」

と、力子に迫る、力子は、何があったと、驚くが、ソルスの手に持つ本を見て、背中に冷たい汗が、流れた、気を取り直し、

「ソルス様、その件は、後日ゆっくり、さあ湯浴みに行きますよ」

と、半強引に、ソルスを引っ張っていった、


一方カルムスも、式神に、案内され男神用の湯殿へ行くと、琴平も、丁度服を脱ぐ所で、カルムスが、

「琴平様!」

と声を掛けると、振り向き、

「カルムス様、今日は、よろしくお願いします、」

と、返す、琴平は、湯浴みの仕方が解らないカルムスに、丁寧に教えていると、界理も、入って来て、三人て、湯船に浸かる、カルムスが、

「兄貴と、琴平様は、五賢人様だったのですね、昨晩抱き枕ちゃんのオフィシャルサイトで、見つけました、琴平様も、琴兄貴と、呼ばせて頂けませんか?」

琴平は笑い、

「構いませんが、カルムス様は、本当に抱き枕ちゃんを気に入って下さったのですね、」

カルムスは、

「はい、とても大切にしています、そう言えば、昨晩抱き枕ちゃんのサイトで、新シリーズの事が、話題になっていましたが、本当なのですか?」

界理が、

「本当ですよ、多分出雲の頃サイトでこっそり発表になるでしょう、」

カルムスは、

「では、兄貴達は、新シリーズを知っているのですね!」

界理は、笑顔で、

「知っているも何も、オリジナルは、全て琴平が作って居るのです、一番最初に、バニーちゃんを作ったのも、琴平です、」

カルムスは、目をキラキラさせて、まるで憧れの人をみる少年のようだ、そんなカルムスが、

「では、新シリーズは、どの様な子なのですか?」

琴平が、

「確か、カルムス様はビキニタイプでしたね、そのビキニの布の部分が、約三分の一になります、名前は、抱き枕ちゃんマイクロビキニタイプです、ああ、まだ内緒ですよ!」

カルムスは、今決めた!必ず購入しようと!


スィーネスと、フィーネスは、スルハと共に、先に湯浴みを済ませ、フィーネスは、待望の下着を式神に着けて貰い、やっぱり鏡の前で、ポーズを取っていて、スィーネスと、スルハに、クスクス笑われていた、その後スィーネスとフィーネスは、全身オイルマッサージを受けフィーネスは、余りの気持ち良さに、昨晩今日の期待と、興奮で眠れなかった事も有り、大イビキをかいていて、隣のスィーネスは、真っ赤になり、スルハは、笑いを堪えるのに必死であった。

そこに力子と、ソルスが入って来て、ソルスは、力子に連れられて湯殿に入って行った。


その頃、光子は既に正装に着替え、メイクもして貰い自室で待機していて、お付きの式神に、

「退屈です、」

と、告げると、

「光子様は、今日の主役です、界理様がお迎えにみえるまで、我慢して下さい、」

と、返された。


スィーネスとフィーネスがマッサージが終わり化粧と、髪を結ってもらい、同じデザインの色違いのドレスを着せて貰うが、今日のドレスは、裾が後ろは普通なのだが、前が極端に短く、美しい脚が膝上まで出ている、今日は、スィーネスがワインレッドのドレスで、フィーネスは、サファイアブルーのドレスだ、ソルスもマッサージが終わり、光沢のある黒の身体にぴっちりの、タイトでセクシーな、ドレスだ、勿論胸元には、大切な式神を、忍ばせている、

スィーネスは、ソルスを見て、

「ソル、そのドレス素敵よ、貴女に似合ってるわ、」

ソルスも、

「姉さん達だって、綺麗よ、」

と返すが、フィーネスは、鏡の前で、自身の可愛さに完全に、酔っていて、鏡にウインクを決めていた、スルハは、今は、身内という事で、紺色の落ち着いたドレスだが、今日は、見事なブロンドの髪を結い上げず、最初の日の上品なお嬢様内巻きにしていた。


皆が界理の社の一番広い部屋に通されると、

立食形式のパーティー会場になっていた、

「皆、挨拶を、交わし会いスィーネスは、姉と、妹を紹介して行く、琴平は、スルハが入って来るなり、自分の傍におき、

「スルハ、会いたかったぞ、今日のそのドレスも良いが、その髪とても似合うぞ、美しい!」

琴平は、既にスルハを抱き締めたくてしかたないのだか、なんとか、我慢している、スルハも、琴平に近寄り、爪先立ちで、耳元に顔を寄せ、

「琴平様も素敵です、」

と、小さな声で囁き、最後はスルハの唇が琴平の耳に少しだけ触れていた。

そこにスィーネスが、フィーネスと、ソルスを連れて来て、

「琴平様、此方は私の姉のフィーネスと、妹のソルスで御座います、」

紹介された二人は、

「「フィーネスです、ソルスです、」」

と、一礼する、琴平も優雅に返礼して

「琴平で御座います、お見知りおきを、」

と、微笑む、其処でソルスが、この涼し気な笑顔何処かで、と、その時ソルスは、雷に撃たれる!界琴の琴だと!

その時扉が開き、界理を先頭に、力子、光子が入って来る、界理が、

「本日は、皆様、光子のお披露目会と、御尽力して下さった、皆様に感謝の宴を催させていただきました、今回光子を眷族にするにあたり、スィーネス様を初め、カルムス様、フィーネス様、ソルス様、皆様本当にありがとうございました、どうか今日は、楽しんでいって下さい、」

界理が、一礼すると、力子、光子も、合わせて深く一礼する、そして光子が、

「私が、界理様の眷族になりました光子で御座います、私が今この場に立てるのは皆様のお陰で、御座います、本当にありがとうございました、」

光子がもう一度一礼すると、皆が暖かい拍手を送る、そして皆の中に、入って行く、

光子は、スィーネスの所に向かおうと、するが、どちらかスィーネスなのか、解らずオロオロしていると、ワインレッドのドレスを着た女神が、

「私は、シロンの女神スィーネスです、初めまして光子殿、」

と、スィーネスは、微笑む、

「初めましてスィーネス様、いえ、私が界理様の眷族になる時、スィーネス様より、加護を頂きました、ありがとうございます、その証しのスィーネス様と、同じ色の瞳は私の宝物で、御座います、」

と、光子も微笑む、界理は、フィーネスの前まで行き、

「初めまして、私は、日出ずる国の天界理命です、フィーネス様、界理と、お呼び下さい、」

と、微笑み挨拶すると、フィーネスは既に真っ赤になっていて、小さな声で

「カロンの女神フィーネスで御座います、フィーネスと、お呼び下さい、またカロンへの格別な、ごはからい感謝いたします、」

と、告げモジモジしていたが、不意に界理に抱きつき、耳元で、

「もし、妹を想い人になさるなら、私も想い人にして下さい、私達は、二人で、一人です、」

と、真っ赤な顔で界理に伝え、界理から離れると、イタズラぽくウインクをした、界理も、赤くなり、暫く固まっていた、それを見ていたスィーネスが、お姉ちゃん、なにしてるの!と、飛び込んで来るが、フィーネスは、

「私と、界理様の秘密よ!」

と、ニヤニヤしながら返す。

光子は、琴平の所に行き、

「光子で御座います、どうぞお見知りおきを」

と告げ、ぺこりと一礼して、微笑む、

琴平も、爽やかに微笑み、

「界理の友人の、土地神の琴平です、宜しく光子殿、」

と、挨拶を返す、その間も、琴平は、スルハをそばに置いていた、

ソルスは力子の所に行き、

「力子様、界琴のモデルは、界理様と琴平様ですね、」

力子は、やれやれと後頭部を、軽くかきながら、

「その通りです、あの本は、差し上げますが、界理様以外、あの本の存在を知りません、ですから、あの本は、秘密ですよ!」

ソルスは、ぶんぶんと首を縦に振り承諾のゼスチャーを、する、力子はソルス様は、自分と同じ愛好者になる素質があると、見抜き、

「後日、連絡します、」

伝えた。

そこに、ヘルメスと、ウカが入って来て、界理は、

「皆様、聞いて下さい、こちらは、ヘルメス様と、ウカ様です、今回物資などの支援をして頂きました、」

直ぐにらスィーネスとフィーネスが、挨拶をする、

「今回は、私共カロンとシロンに格別のご配慮を、賜わり感謝いたします、」

と伝えると、ヘルメスが、

「御二人は、界理にとって大切な方達です、気遣い無用、私は、ヘルメス、これからも宜しく、」

と、返礼して、ウカは、

「フィーネス様、初めまして私は、宇迦之御魂、ウカと、お呼び下さい、この様な美しい女神様達に想われ、界理は幸せ者ですね、」

とウカは、微笑み、言われた姉妹は、二人共真っ赤になってしまい、界理も赤くなっている、そこに他の挨拶を終えた光子が来て、

「ヘルメス様、宇伽之御魂様、光子と申します以後宜しくお願い致します、」

と、一礼するとウカが、

「本当に、可愛らしい、光子、困った時は私を頼りなさい、力になりましょう、」

ヘルメスも、

「私の事は兄だと、思って何時でも、頼って欲しい、」

光子は、深く頭を下げ

「ありがとうございます、」

と微笑み、エルフ耳がピクピクと動く

ウカは、堪らず光子を抱きしめ、

「なんて可愛らしい」

と、頬ずりをする、

その日、界理の社は夜遅くまで明かりがつき

皆の楽しむ声が聞こえていた。






ありがとうございました。

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