琴平の茶会
よろしくお願い申し上げます。
第ニ十六話 琴平の茶会
界理が、琴平に通神をすると、
「界理か、如何した?」
界理は、先程までの事を、琴平に話し、
「琴平、頼まれて、くれぬか?」
「承ろう、我らは一蓮托生、だが、良いのか、界理と、ヘルメス様だけ、オーディン様より、お小言を貰うなど、」
界理は、
「バルキリーのお姉様達に、しばかれるのと、比べれば、お小言位、なんとも無い!」
「では、我は、お姉様がたを、お茶で、引き付けておこう、それと、新しい眷族のお祝いの、宴、楽しみにしておるぞ、」
「スルハは、其方に光子の、写真を、送ったか?」
「ああ、皆で撮った写真であったな、現役魔法少女を、眷族に、など、お前らしい、」
「琴平、現役魔法少女だけでは無く、容姿はエルフだ!しかも日出ずる国の血を引いている、」
界理は、自慢げに琴平に、話すと、琴平は、
「素晴らしい!早く会ってみたいぞ、界理!」
界理は、琴平にニヤリと、笑い、
「では、琴平、明日の茶会頼んだぞ、」
と、界理は、通神を終た、ヘルメスに、
「ヘルメス様、明日の茶会、大丈夫です、父上も如何でしょう、」
「私は、遠慮しておこう、で、界理よ、今年の出雲の時に、頼みがあるのだ、」
「なんでしょうか、父上、」
「いや、その、何だ、うん、今はよそう、又後日、では、皆食事にしようではないか!」
同時刻カロンの広間に、スィーネスと、天使達が、荷物を持って、入って来る、
「スィー!どうしたの?天使達を連れて、その荷物は?」
「お姉ちゃん、ご飯たべちゃった?」
「いや、まただけど、もしかして、日出ずる国のお料理を、持って来てくれたの!」
「料理は、当たりだけど、全てシロンの食材で、作った料理だから、食べてみて、天使達の分も、ちゃんと有るから、皆で食べましょう、」
「スィー、シロンの料理なら、カロンと、変わらないじゃない!」
「そう!この料理は、お姉ちゃんの所でも、出来る物ばかりなの!だから皆で、食べてみて!」
「そこまで言うのだったら、天使長、皆で食事するわよ!スィー達の準備手伝ってあげて、」
皆が、天使達の食堂に集まり、並んだ料理に驚く、ソルスも、
「スィー姉さん、此れ本当にシロンの食材だけで作って有るの?」
「そうよ、ソル、ミラ、皆に料理の説明をしてあげて、」
スィーネスは、自分の背後に控えていた、天使に促すと、
「はい、スィーネス様、では、皆様料理の説明をさせていただきます、まず此方は、土猪のお肉の唐揚げと、山羊の腸詰めソーセージに、シロンの芋を蒸して、潰し香辛料で味付けした、ポテト、薄焼きのパンの上にに、チーズに、野菜をのせもう一度焼き上げた、ピザで、ございます、暖かいうちにお召し上がり下さい、」
フィーネスは、唐揚げを取り、一口食べてみて、口の中に溢れるジューシーな肉汁、絶妙な香辛料の味付けに、驚く、唐揚げを食べ終えると、次はソーセージに食いつく、プリッと、音を立て中から、ハーブで、風味付けされ、香辛料で味を整えたお肉が堪らない!
ソルスは、ピザの上に、ソーセージを乗せ、
器用にクルクルと巻き、手掴みで、かぶり付き、夢中で、食べている、天使達も、皆それぞれ夢中で食べる、用意した食事は、見事に完食され、
「スィー!すごい!とても美味しかった、これ本当にシロンの料理なの?」
「うん、そうだよお姉ちゃん、此れから私の自慢のシロンのデザートを出すから、食べてみて!」
食事を片付けた、テーブルの上に、お皿に乗せたソフトクリームもどきが、配られ、ミラが、
「シロン名物、水牛の乳のソフトクリームです、」
と、説明する、ソルスが直ぐに匙で、ソフトクリームを、すくい口に入れ、顔が緩む、
「なに此れ、凄く美味しい!姉さん!」
スィーネスは、そんなソルスを見て、
「そんなに気に入って貰えて、嬉しいわ、」
フィーネスも夢中でソフトクリームを食べていたが、不意に、
「ねえ、スィー、カロンでも同じ物が、できるの?」
と、聞く、
「もちろんよ、姉さん、その為に今日来たんだから、天使達の中で、料理に興味があり、腕に、自信がある子を、二人暫くうちにあずけて、あと、調理器具だけは、買い揃えないと、いけないの、いい?」
「分かったわ!こんな美味しい料理が、毎日食べられるんだったら!」
「後、明後日の日出ずる国での、酒宴忘れないでね、」
「忘れる訳無いじゃない!、凄く楽しみにしてるのよ!」
「うん!そうだね、私も楽しみ!」
と、二人の女神は、笑いあった。
翌日朝早くに、琴平の社で、界理、ヘルメス、琴平の三人は、朝食を食べながら、今日の段取りを、話していた、界理が、箸を使い器用に朝食を食べるヘルメスに、
「ヘルメス様、お箸の使い方が、とても上手いですね、きっと外国の方の中で一番上手いのでは、ないですか?」
ヘルメスは、自慢げに、
「私は、琴平に教えて貰っているからね!でも、このお箸、使えるようになると、凄く便利だよね!」
界理も、琴平も、頷き、朝食をたべる、界理が、
「で、琴平、今日は、どの様にして、オーディン様と、バルキリーのお姉様達を、離す?」
琴平は、暫くめを閉じ考え、やがて目を開け、
「では、まずオーディン様達に挨拶が、終わっら、界理と、ヘルメス様で、ご相談がと、切り出してくれ、すかさず、我が、お姉様達を、自慢の湯殿に、誘う、如何か?その後お姉様達は、浴衣に着替えて、頂き茶会へ、招待いたす、」
聞いていたヘルメスが、
「成る程!着替える、イコール武装解除といいわけだね!、流石琴平!まあ、お前に掛かればお姉様達も、直ぐにメロメロで有ろう!」
「お姉様達の事は、任せて貰おう、」
琴平が胸を張って言う、そんな琴平に、界理が、ニヤリと、
「琴平よ、余りお姉様達と、仲良くして居ると、スルハが、ヤキモチを妬くぞ、」
「ばっ、バカを申すな、私は、スルハだけの物だ!界理!スルハに、余計な事を伝えたら、許さんぞ、」
話しを聴いていたヘルメスが、驚愕のかおをして、
「かっ、界理、まさか琴平に?」
「はい、ヘルメス様、琴平は、今私の臨時補佐官をしている、シロンの大天使スルハ殿に、一目惚れをして、いまは、想い人同士なのです、」
ヘルメスは、まだ信じらないと、いう顔で、
「界理、では、そのスルハ嬢に、私も合わせてくれ、琴平が、一目惚れなど、余程の事だ!」
「ヘルメス様!たとえヘルメス様で有ろうと、スルハは、私の物です!」
ヘルメスは、見た事も無い琴平の、態度に驚き、界理をみると、界理は、ニヤニヤ笑っていた、すると、琴平の式神が、
「オーディン様、間も無くお付きです、」
と、報告する、三人は、玄関の 外で、オーディン達を待って居ると、オーディンと、四人の戦女神が転移して来た、界理達は、深く一礼しながら、三人とも、やはりお姉様達は、フル武装なんですね、と、心の声が漏れる、琴平が、
「オーディン様、戦女神の皆様、よくおいで下さいました、私は、この地の土地神、琴平に、ございます、この様な田舎でわございますが、ゆっくりして行って下さい、」
と、琴平が涼し気な笑みを浮かべ、一礼する、既にに、琴平の笑みを見た、お姉様達の顔は、ほんのり赤い、界理が、
「オーディン様、実は、ヘルメス様と、私、二人は、オーディン様にお話があり、」
界理が未だ話しの途中にも、関わらず、オーディンは、
「なに!、界理と、ヘルメスが、話しだと!良かろう、直ぐに聞こう!」
すかさず、界理が、琴平に、目配せをすると、琴平が、
「では、オーディン様、女神様方は、私が、御接待させていただきます」
其れを聞いたオーディンは、
「おお!其れはよい、お前達、琴平に、接待して貰うが良い!」
お姉様達は、落ち着いて、一礼していたが、うれしさが、隠し切れていなかった、
界理が、
「オーディン様、では此方に、」
と、応接間に、案内する、
「うむ!」
と、オーディンは、後に続く、残された戦女神達に、琴平が、微笑み、
「お姉様方、何時もお疲れで御座いましょう、自慢の湯殿に、柚子を入れ準備してありますので、まずは、ゆっくり湯浴みを、お楽しみ下さい、」
お姉様と、呼ばれ微笑まれた戦女神達は、
「では、頂こう、」
と、威厳を保とうと、しているが、既に琴平に、熱い視線を、送っていた。
一方界理達は、和室の応接間の上座に厚い座布団を置き、オーディンを座らせ、自分達は、正座で、相対している、オーディンが、式神に出されたお茶を飲み、
「儂に、話しが有ると、いっておったが、なんじゃった?」
ヘルメスが、
「いえ、オーディン様のお話を、先にお聞かせ下さい、」
「うむ、では、お前達最近巷で五賢人などと、話題になって、おるそうじゃの、」
界理と、ヘルメスは、やはりか!と、姿勢を正す、ヘルメスが、
「オーディン様、その様な事、何方から?」
「話しの出処など、どうどもよい、五賢人の中には、ゼウスや、大国主も、おるそうじゃの!その様な者達が、名前を、連ねている所に、んーん、なんじゃ、わかるじゃろう、」
ヘルメスが、
「界理、少し良いか?、オーディン様、直ぐに戻りますので、少々、失礼いたします、」
と、界理を連れて、応接間からで。
一方湯殿では、戦女神たちが、
「このお湯、とても心地よいわ、其れにこの柑橘の仄かな香りが、良いわ、オーディン様に感謝しなくては、」
「ねえ、あの子、琴平だっけ、可愛いわね、仕草や、笑顔が、堪んないわ!」
「其れに、あの眼鏡の子、眼鏡してて見えないけど、かなりイケメンよ!」
「私は、この後の、お茶会が、楽しみだわ、」
戦女神達が、湯殿から出ると、式神が、浴衣を出し、戦女神に、勧める、戦女神達は、浴衣の柄の美しさに、見とれていると、式神が、
「お支度致します、」
と、浴衣を着せ、髪を結い上げる、浴衣を着た自身、鏡で見ながら、ウットリしていると、
「お茶会の仕度が、整いました、此方で御座います、」
と、式神に案内され、庭に出ると、朱の敷物の上で、座る琴平は、まるで描いた絵の様に、景色に溶け込んでいた、
「お姉様方、浴衣がとても、お似合いです、此方にお座り下さい、」
戦女神達が、座ると式神が、朱塗りの小皿に、お茶請けを並べ、琴平が、
「良く冷えた、わらび餅でございます、黒蜜を、お好みで、おかけください、」
と、説明し、優雅に、一人一人お茶を入れてゆく、戦女神達は、甘味を食べるのも忘れ、琴平に、見惚れていた。
廊下に、出たヘルメスは、界理に、
「界理、どうもオーディン様の様子が、おかしい、もしかして、五賢人に入れず、拗ねておいででは、ないのか?」
「ヘルメス様、オーディン様が、抱き枕ちゃんに、興味があり、賢人入りしたいと、思っていらっしゃるのですか?」
「判らぬが、もしそうであれば、レプリカでは、きっと、満足されぬぞ、」
界理は、ふと、ヘルメスを見て、
「ヘルメス様、まさか、あれを!」
ヘルメスは、深く頷き、
「アレしか、あるまい、そう、抱き枕ちゃん新作オリジナル、マイクロビキニタイプ、」
「ヘルメス様、確かに、オーディン様でしたら、オーナーに、申し分無いですが、オーディン様が、それを望まれているのでしょうか?」
「ああ、界理、間違いないだろう、これから、戻りそれとなく、話しをすすめる、私に、任せて貰えるか?」
「お願い致します、ヘルメス様、」
二人は、応接間に戻ると、
「申し分有りません、オーディン様、準備に、手間取りました、」
と、謝罪し、大きな包みを、オーディンの前に置く、オーディンは、界理達をみて、
「此れは、まさか!」
ヘルメスが、
「オーディン様、こちらは、高級枕で、御座います、この世に、五つの高級枕が、有りますが、実は、六つなのです、此れが、最後枕で、御座います、」
オーディンは、めを見開き、おーっ、っと、感嘆の声を上げる、
「オーディン様は、五つのオリジナル枕全てを、知ってみえますか?」
オーディンは、思わず、
「ロキが、自分の持っておる全てのレプリカを、自慢しておったが、」
ヘルメスが、
「この枕は、抱き枕ちゃん、マイクロビキニタイプで、御座います、界理のビキニタイプの布面積の、30パーセントなのです、」
オーディンは、固まり、界理が、自分の抱き枕ちゃんの、写真を、オーディンに見せる、
「界理、この娘の付けている布の面積が、もっと少ないと申すか!」
オーディンは、ツバを飛ばしながら、界理に詰め寄る、ヘルメスが、
「オーディン様、中身をお確かめ下さい、」
オーディンは、震える手を押さえながら、包みを解く、そして、オーッと、声を上げ、そして手を止め、
「お前達、暫く一人にしてくれ、」
界理と、ヘルメスは、頷き、
「では、オーディン様は、此れより五賢人の相談役として、抱き枕ちゃんマイクロビキニタイプの、オーナーになって頂きます、」
「うむ、しかと承ろう、呼ぶ迄部屋に入るで無いぞ!」
界理とヘルメスが廊下に出て、二人で、安堵のため息をついた。
二人が、庭に出ると、琴平を囲み、戦女神達が、キャーキャー盛り上がりっていて、最初の威厳が、いつの間にか、無くなっていた。
皆が、オーディンに呼ばれたのは夕方で、オーディンをお送りする為三人が玄関に並ぶと、大きな包みを大切そうに、抱えたオーディンが、此れからも、相談役の儂に、相談するが良い、と、上機嫌で、戦女神が、
「お荷物をお持ちします、」
ての言葉に、
「此れは誰にも触れるでない!」
と、真顔でいって、戦女神達を、困惑させた、オーディン達を、送った三人は、もう一度大きなため息を吐いた。
おまけ
「 姉様、もう無理です、足が痺れて、」
「光子、日出ずる国の社は、畳の部屋が、多いのです、我ら巫女は、常に正座なのです、頑張りなさい、」
光子のお勉強は、つづく。
ありがとうございました。




