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【第一話】He is one person to the room.
どうもこんにちは。
赤Tという者です。
これは全くの小説素人である私が
思いつくままに書いていく作品です。
是非それを踏まえた上で読んでいただきたいです。
これで八日目か。自分の部屋から一歩も出ないのは。
元々だったらこれは傍から見たらただの引きこもりだろう。
でも・・・今は違う。
こうしているしか生きる道なんてないんだから。
人は必ず最後には自分の命を優先するものだ。
「お前のためなら死んでもいい」
こんな臭いセリフを吐いて、結局その相手のために死ぬヤツなんて
所詮数えられるほど。その程度だ。
・・・・少なくとも俺は今、そう思っている。
しかし退屈だ。こうも動かないのは。
最近の子供はインドア派が多いとかなんとかってニュースでやってるけど
俺はもっぱらアウトドア派だ。
でも今この状況で無闇に「アウトドア」してしまえば
この16年間を無駄にする結果になる可能性すらあるだろう。
俺だってこんな生活を好んでしている訳じゃない。
カーテンを開けて太陽を拝むことすら危険だというのは
若干俺の思い過ごしかもしれないが。
・・・・その時、誰かが俺の部屋のドアを開けた。