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隣の彼方  作者: 谷けいと
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目覚めの彼方




朝、目が覚めると、隣にいる貴方を遠く感じる。


隣にいるのに、寝息を感じるのに何故か遠く、まるでストレンジャー。

昨夜は体温を交換しあって、密着して、肌で確かめあったのに。



これが

私が貴方に求める一番の条件。近くありすぎてはいけない。しかし離れすぎても冷めてしまう。

いや、覚めてしまう。




この心地良い夢から


覚めたくないの。









だんだんと視界が明るくなっていくのが、目を閉じていても分かる。左から右へ、東から西へ、太陽の光は私の脳を起こしてくれる。


「セイラ」

私の名前だ。私の名前が呼ばれたんだ。

脳が少しずつ動き始める。私はまだ寝たふりをしながら今、自分がどこにいるのか、どんな状況なのかを理解しようとする。



ああ、またここ。



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