年賀状サバイバル
一人、また一人と。めげずに立ち上がったとしても、ふいに飛んでくる銃弾。
「諦めるもんか……僕は未来にもっていくと決めたんだ」
たとえ一人になったとしても。僕たちの歴史は奪わせない。決意を込めて立ち上がる。銃を手に取り塀に向かう。そっと壁の向こうを覗いて、背中を向けている相手に銃口を向けた。
「あっ…」
外した。でもまだ大丈夫だ。相手はまだ僕の位置に気付いていない。もう一発。黒いインクが、相手の背中に飛び散った。これで相手は僕の味方だ。
鬼ごっこに近いこのゲームは、相手にインクをつけられたら、相手チームの仲間になる。
ふいに後ろから肩をたたかれて振り返る。立っていた相手は、僕に銃口を向けていた。
「いつから…」
銃が動かせなかった僕に、相手は静かに言い放った。
「2024年10月1日から」
了
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一人、また一人と脱落していく。めげずに立ち上がったとしても、ふいに飛んでくる銃弾。
「諦めるもんか……僕は未来にもっていくと決めたんだ」
たとえ一人になったとしても。僕たちの歴史は奪わせない。決意を込めて立ち上がる。銃を手に取り塀に向かう。そっと壁の向こうを覗いて、背中を向けている相手に銃口を向けた。
「あっ…」
外した。でもまだ大丈夫だ。相手はまだ僕の位置に気付いていない。もう一発。黒いインクが、相手の背中に飛び散った。これで相手は僕の味方だ。
鬼ごっこに近いこのゲームは、相手にインクをつけられたら、相手チームの仲間になる。
ふいに後ろから肩をたたかれて振り返る。立っていた相手は、僕に銃口を向けていた。
「いつから…」
銃が動かせなかった僕に、相手は静かに言い放った。
「2024年10月1日から」
了




