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魚捕り

なるほど、50名ほどの移動民族…的なものなのか。

「カズヤこっちです。今回の私たちのお家」

ニアが僕の手を握り、作った家に案内する。

――それにしてもホントによく作ったよな…人でもこんなに早く作れないと思うけど。耐久性は大丈夫なんだろうか

「ここがお家です」

何ともまぁ原始的なお家だ。

「ここから入るんですよ。ささどうぞどうぞ」

ニアに招き入れられ、草の屋根をどけながら中に入る。

「へ~中は結構広いんだね」

光が差し込んでいないということはしっかりとした屋根ができている問う事、これで雨の心配はない。地面には枯れ草が敷き詰められており、地面の冷たさも軽減してくれるだろう。

「ここにはどれくらい止まるんだい?」

「う~んと…多分7日くらいかな」

「7日結構早いんだな、子に家はどうするの?」

「ここら辺に住んでいる種族が居ない場合はそのままにしておくの、そうすれば他の種族も使えるし、また戻ってきたときに同じことしないで済むから」

「なるほど、そういう関係なんだ」

僕がニアにいろいろと話を聞いていた所に、ガイアさんがやってきた。

「カズヤ今夜の食材を調達しに行く付いて来い」

「は、はい!それじゃあ行ってくるよ」

「はい、頑張ってください」

僕はガイアさんについていく。

「あの…何をするんですか?」

「海が近いからな、魚を取る」

「魚ですか、どうやって捕るのでしょうか?」

「そりゃあ、手を使って取るだろ。それ以外に何があるんだ?」

「い、いえ。別に何でもないですけど…」

――海の魚をどうやって手で掴んで取るんだよ。熊じゃあるまいし。

すぐ近くの海にまで到着し、他の男性獣人たちが海に集まっている。

「ガイアさん!ちゃんとこの海に魚いますよ。これで食糧の問題は無さそうです」

「よし!皆、捕獲にかかってくれ。」

ガイアさんがそう言うと、みんな一斉に潜りだした。

「まさか素潜りですか…。そんなんで魚を捕まえられるわけ…」

『ガイアさん!捕まえましたブラックバスです!』

「カズヤあれがブラックバスだ、知ってるか?」

「え、あのでっかい魚がブラックバス何ですか!僕の知っているブラックバスはもっと小さいんですけど…それに川とか湖で取れるはずなんだけどな。どうやってあのでっかい魚をどうやって取ったんだ…」

「良し!カズヤお前もやってみろ」

「無理無理無理、まだうまく泳げませんし!」

「物は試しだ!やってみないと分からんだろうが」

そう言ってガイアさんは僕の腕をつかみ、海へと投げ込んだ



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