革命
膝カックンをされた。
咄嗟に手を突くが尻が痛い。
だが、前はむけている。
足を掛けられた。
咄嗟に手を突くが下を向いてしまった。
だが、へたり込んではいない。
隣に立つ者がいた。
咄嗟に目を逸らす。
だが、そいつはどこへも行かない。
周りが笑顔で溢れた。
咄嗟に立ち止まる。
もう駄目なようだ。
そして、別の誰かがどこかで歩き出す。
また歩く。
歩く。
歩く。
そして、いつの間にか旗を持った。
それでも歩く。
歩く。
歩く。
旗を立てた時、笑顔は無かった。