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自己紹介と無差別長距離斬撃

pvが新記録を達成して嬉しかったので1日に2回投稿です。やったぜ

人通りの無い空き地で俺と黒スーツの男は対峙していた。

「そういえは自己紹介もまだでしたね、まぁ政府の人なら知ってると思いますけど僕の名前は野村 海気、気軽にカイキと呼んでください。」


そんな感じに自己紹介をすると男は、

「俺は早見。早見 誠だ。あとその敬語はいらない、()()は遠慮などしないものだ。」


「そういう事なら、あと俺はもう高1だ。子供じゃねぇよ。」


俺の唐突な言葉使いの変化に多少面食らっていたが少し微笑むと、


「その言葉の方が君らしい、あと子供扱いされたく無ければそこそこに張り合って見せろ。」そんな如何にもな挑発をしてきた。


冷静になれ俺はもう子供じゃない。こんな挑発程度でーーーー

「言ったな!!!」


そう言いながら俺は早見に突撃した。勿論こんな挑発に乗った訳ではなく相手に油断をさせる為にわざとあんな反応を取ったのだ。本当だ。


何故突撃したかというと、俺の黒モヤは速度は自身の身体の耐久力の問題であまり出ないがパワーは出る。早見のようなガタイの良く戦闘経験の豊富そうな奴相手には後手にまわるより先手を取って畳み掛け俺の目標たる一撃いいのを叩き込む。を達成しようとしていたのだが、勿論一般人に多少毛が生えた程度の速度で移動する俺のことを見逃してくれる筈もなく、あぁこれで終わりかという顔をしながらとんでもない速度で放ってきた攻撃を目で見て判断するのでは遅い筈が俺は当たり前の事のように楽々回避した。


その事に驚いた早見に回し蹴りを叩き込もうとしたがやはり戦闘経験豊富と言っていただけはあり、後ろに跳んで躱された。


「なぜ俺の攻撃を躱せた?カイキ、お前の身体能力は人外のそれでは無いはずだが?」


そんな事を聞いてきたが種明かしをしてあげる筈も無く「敵に自分の能力の詳細を教えてくれる奴は二次元以外にはいねぇよ。」とすげなく断った。


勿論俺の身体能力を身体がぶっ壊れるレベルまで強化したわけでなく、この二ヶ月の訓練期間の賜物で黒モヤを周りにぶちまけて心眼状態にしているのはこの黒モヤ内部で動いたものは全方位後ろも上も下も予備動作の時点で俺の脳に直接情報として送られて来ているのでほぼタイムラグ無しで俺の強化された脳の処理能力が存分に発揮され次の行動を予測して回避、または迎え撃つかを選択できるのでアホみたいな身体能力など無くても対等の立場にもってこれているのだ。


あまり時間をかけると俺の脳がオーバーヒートするのでまたすぐに行動を開始した。とりあえず早見から見えないように手に持っている枯れ木を身体に隠して再度突撃した。


俺の身体能力的に早見と接近戦を続けるならカウンターを狙うしか無く、先程の攻防で警戒されているので今回で恐らく最後だ。 先ず俺は右手に持った枯れ木では無く左手で早見を殴ろうとして反復横跳びよろしくの回避をされた。


そしてそのままがら空きの俺の胴体に回し蹴りを繰り出してきた。さっきの俺のほぼパクリな辺りカウンターされたのは嫌だったのだろうなぁと思いながら回し蹴りしてきた足の裏に黒モヤ纏い状態の枯れ木を叩きつけ押し込むとそのままタックルを繰り出すが上手くいなされ弾き飛ばされてしまった。

やっぱ難しいな…。そう思っているの早見が、


「そろそろ負けを認めたらどうだ?お前は俺の攻撃を見切れる技を持っているようだが全体的な技の練度や身体能力、戦闘経験は俺の上だ。確かに初心者にしてはかなりの才能だが俺を唸らせるような一撃を入れるのは恐らく無理だぞ?」


そんな事を言ってきた。悔しい事だがそれは事実だ。今のままでは勝つ事は不可能だろう。そう、今のままでは。

「確かにそろそろ認めようか。俺はお前に勝てない、そう接近戦ではな。」


早見が最後の言葉を疑問に思っている間に俺はイメージを固める。この黒モヤの力は基本的に想像力が物をいう。だから俺はとあるイメージを強くもつ。


俺が無造作に枯れ木を早見に向かって振ると何かを感じたのだろうか俺にとっては嫌な事に横に飛び退いた。そして枯れ木の振った所を見て早見は絶句していた。何故なら枯れ木もとい黒モヤを刀のような鋭い感じをイメージして振ったので空き地の地面とコンクリの壁がぶった切られていた。

勿論これは威嚇の為にぶった斬ったので早見自身には刃の付いていない状態で当てるつもりだが


「早見さぁん遠距離戦で勝負しましょぉ」と俺がニヤニヤしながら言うと、早見は顔をひくつかせ、

「無茶言うな、これを見た後に遠距離戦など出来るかというか俺は遠距離の手段が無い。近づいて叩かせてもらう。」


そう言いながら先程より幾分早い速度でしかしあまり前に進めていない。

何故なら俺の黒モヤを伸縮される事による枯れ木のリーチをガン無視した斬撃でぶった斬る能力は特に残弾やMPなど無く体力が尽きるまで(嘘では無いガチの黒モヤのポテンシャルなら俺自身は寝っ転がっていても永久的攻撃できるのだが)振り続けるので遅々として進めないのだ。


しかしやはり戦闘慣れしているだけはあり、俺がどのように攻撃しているかを予測して回避の無駄な無くなり距離を詰めてきた。

早見は俺が焦っていると思っているだろうが実は違う。


何故なら俺の目標はあくまでも一撃いいのをぶち込むなのであんな無差別斬撃で滅多打ちにしたところで目標クリアになる筈も無く、早見がギリギリ俺に迫ってきた所で一振り食らわせてやる腹づもりで待っているとその時が来た。


早見が本気の一撃を俺の腹に入れ黒モヤごと内部まで威力を浸透させたのと俺のカウンターを狙った横薙ぎが早見のその腕を叩き折ったのはほぼ同時だった。しかし意識を失い倒れたのは俺だけなのは当たりどころだろうと悔しい気持ちもあり、しかし目標たるいい一撃の事はクリア出来たのでいいかと思いながら意識を手放した。




戦闘シーンはここで終了。次回は政府組織の説明と早見さんともう一人の女の人の自己紹介です。

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