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黒モヤの取り扱い説明書2

とりあえず操れる数は二本あればいいかなと思い

目標1のとりあえず黒モヤを引きずり出して操ってみようはクリアだ。

いつそんな目標を決めたのだと言われると今としか言いようが無いので黙秘権を行使しようと思う。


次の目標に移ろうと思う。それはーーー

「目標2.身体能力を強化しよう。」

つい口に出して言って見たがこれに関しては仕方がない何故なら身体能力を強化してビルの屋上から屋上へと飛び移るのは男のロマンだからだ。

しかし今の俺は太ももに全治三ヶ月の傷を負っている為、そういうアクロバティックな事はできない為とりあえずコンクリートを片手で握り潰せるようにしようと思う。


必要な材料はコンクリ、黒モヤ、集中力だ。

よし、早速やっていこう。

まずは簡単。病室の窓から近くの工事現場まで黒モヤを操作してコンクリのブロックを一つ拝借する。ここまでは全俺は楽勝にやってのける。


そしてナースさんに見つからないように気をつけながら自身の腕に黒モヤを纏わせてコンクリを握り潰す。ここまでは出来たが次の黒モヤ単体で握り潰そうとすると問題が発生した。

力の加減が難しく辺りにコンクリの破片が爆散してしまった。


しかし俺も成長した。黒モヤ単体で何かをするとまず十中八九 失敗するというのを学習していたのでこの実験は何もない空き地にて行われた。


俺の黒モヤは痛みなどのフィードバックは無いのだがここにダメージを受けた。や、こんな感触の物を握っているなどの情報は伝えてくるので、

握った瞬間に何かが圧縮され吹き飛んでいったのを感じた。しかし2回目には感覚が分かっていたのでそれほど酷いことにはならず何とか目標2も達成したと言えた。


しばらくニュースでコンクリートの破片がいたるところに散らばっているのが取り上げられたが無関係だと思っている。


尚この黒モヤを手に入れたからなのか生来からなのか俺の再生能力はかなり高いらしくもうしばらくしたらリハビリを開始して退院できるだろうという報告をされ、ついに全身の強化をして暴れれるのかと期待に胸を膨らませながら今日も今日とてコンクリを喜びのあまり爆散させながら黒モヤの使い方を模索するのであった。



次で…次で終わらせます…

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