表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おそらのきみへ  作者: ひかり
52/53

みらいへ

ひかりは『おそら』で残された時間は1人でいた。

そして、とうとう24時間後おっちゃんに会いに行った。

「ひかり、来たか。」

おっちゃんはニッコリ笑いかけた。

「おっちゃん…また会えるよね?」

ひかりはおっちゃんに聞いた。

「またここに来ちゃダメだ。ひかりは幸せに生きなけばいけないだろ?」

ひかりは頷いた。みんなともう会えないのが寂しくて悲しそうな顔をしていた。

「『おそら』に来た子供たちには特別な『絆』があるんだ。もしかしたら、ひょっこり下界でも会えるかもしれないぞ。」

おっちゃんはひかりの頭を撫でた。

「それにひかりは優しい子だ。また新しい友達もできるさ。」

佐藤が現れた。

「ひかり、もう怖いことも痛いこともないぞ。ひかりはとても良い子だから生まれ変わっても幸せになれるからな。」

おっちゃんはひかりの背中を押した。

ひかりはそのまま歩いて佐藤と手を繋いだ。

「じゃあ、行くぞ。」

ひかりはおっちゃんの方を振り向いた。

おっちゃんは少し寂しそうな顔をしているのがひかりにも分かった。

「バイバイ…」

ひかりはおっちゃんに手を振ったと同時に佐藤と姿を消した。


ひかりと佐藤は何もない真っ白な空間に着いた。

「ひかり、目をつぶるんだ。」

ひかりは佐藤に言われた通り、ぎゅっと目をつぶった。

「これから生まれ変わって、ひかりじゃない人間になる。そして、お前は女の子だ。優しくて強いママになっておくれ。」

ひかりは目をつぶりながら頷いた。

「せいらがお前をずっと待ってる。行ってやってくれ。」

「せいら…」

ひかりは目を開けそうになったが慌てて手で目を覆った。

佐藤がひかりの頭に手を置いた。

ひかりはだんだん眠くなってきた。

「じゃあな。元気に生まれて幸せに生きてくれ。」

ひかりは眠ってしまって佐藤の言葉を聞いていなかった。


「ひかり、待ってたよ。やっと来てくれた。」

誰だろう…懐かしいようなあたたかい気持ちにさせてくれる。

そう思いながら下界の笹川麻衣子のお腹にいる赤ちゃんはまた眠った。

弥生(やよい)、ママのお腹に赤ちゃんがいるの?」

「うん!ひかりだよ!やっと来てくれたの!弥生が清羅のときに大好きなお友達だったの!」

「清羅って…まさか…何故、その名前を知ってるの?」

「だって清羅だったんだもん。」

「そっか…明日、産婦人科行って赤ちゃんいるか見てこようか。」

「弥生も行く!」

「弥生もお姉ちゃんになるのかもね。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ