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TIPS:魔法について

 こちらのお話は読み飛ばして頂いても問題ありません。



 ここで紹介する魔法の知識は、これが全てというわけではなく、枷月葵(カサラギアオイ)が本編中図書館にて得た知識を参考にしている。

 つまり、枷月葵(カサラギアオイ)の知らないこと()で綴る。















・魔法発動の仕組み……魔力を魔法陣に流し込み、魔法陣が仲介することで魔力を現象に置き換えるというもの。つまり、魔法の命は魔法陣。

 魔法陣はいわば関数のようなもので、魔力という数字を入れればある結果が返るのだ。

 論理的か、感覚的か。とりあえず魔法陣を作れるような修行を積むことが必要。



・階級……魔法の格付けのこと。第1階級〜第5階級、第0階級が存在している。第1から5と、数字が上がるほどに魔法は強力になっていく。



・第0階級……特殊な魔法。(作中では、女神が示したディスデッドギフトが当たる。)詳らかに書かれている書物が少なく、どれも見解終わりだ。

 一節では、元は他の魔法と同じように階級に属する魔法だったが、その強力さと特殊性から限られた人間の間で秘匿され、結果として扱える者が少なくなった魔法が第0階級だとされている。



・原始魔法……魔法の始祖。基本となった始まりの魔法。

 獲得方法は定かでない。だが、使い勝手の悪さから廃れていった幻の魔法。



・属性……基礎属性である、炎、水、風、土、光、闇を素として属性が割り当てられる。

 火を出す魔法は炎属性魔法に属するなど、直感的に分かるものだ。

 ただし、基礎属性を応用した、氷属性や雷属性と言った魔法もある。氷属性は水属性の発展形であり、雷属性は風属性と水属性の発展形である。

 原始魔法から進化してきた魔法の歴史では、新たな属性が発見されることもあるかもしれない。


 ⇛聖属性、魔属性……これらは、上記で説明した属性とは毛色が異なる。上記の属性の魔法は、INTと消費魔力量によって威力が変わるが、聖属性と魔属性は、カルマ値と消費魔力量に応じて威力が変化する。



・攻撃魔法……対象にダメージを与える魔法。2種類に分類される。


 ⇛座標指定型……魔法陣を描く場所を指定し、魔法を発動するタイプの魔法。魔法発動前に、発動位置の正確な把握が必要になるが、発動さえすればコントロールが容易で、かつ、強力なものが多い。


 ⇛対象照準型……魔法陣は杖や手など、発動者付近に描き、発動した魔法で対象を狙う魔法。魔法発動までのプロセスが簡単な分、発動後に対象を狙うためにタイムロスが発生しやすい。それに伴う魔力の余分消費が惜しい。



・回復魔法……その名の通り、蘇生や回復、解呪などを専門とした魔法。



・創造魔法……何かを創る魔法。結界魔法もこれに属する。

 主に土魔法に多い。攻撃魔法との分類が曖昧になりやすいのだが、ダメージを与えることが目的となっている魔法は攻撃魔法に属するように決められている。



・召喚魔法……何かを召喚する魔法。召喚魔法のプロセスは、対象指定→対象の位置特定→対象を強制転移→対象の制御→対象の顕現、となっていて、それぞれに魔力を消費する。そのため、自分の魔力量を基準として、強い存在の召喚は不可能となる。ただし、いくつかのプロセスを飛ばすことで消費魔力を軽減できる。


 ⇛契約召喚……対象の制御と顕現の間に、契約というプロセスを埋め込む。契約の内容によって消費魔力量は異なり、基本は対象に契約の拒否権も与えられる。もちろん、簡単な契約であれば、与えないこともできる。


 ⇛即席召喚……対象を強制転移せず、一時的に魔素で顕現させる方法。精霊や悪魔といった、魔力で体を形成することができるもののみを召喚できる。即席召喚で召喚される対象は、本体とは別のものであるから、対象が死んでも本体が死ぬことはない。ただし、対象が与えられた影響は多少、本体にも伝わる。



・ステータスとの関わり……威力はINTに依存する。どれだけ魔法に精通していようと、魔法の威力は変化しない。消費魔力量を変えれば変えられるが…。

 だが、魔法に精通することで、その魔法発動に必要な魔力を軽減することができる。これは、魔法を自然と理解することで、魔法陣が行う媒介作業の無駄を無くせるからだとされている。

 つまり、魔法に精通すれば、同じ魔力量でも高い威力の魔法を撃てるというわけだ。

 なお、魔法習得の要領の良さは、DEXに依存する。



・付与効果……魔法陣に追加で、結界貫通や範囲拡大等の付与が可能。付与と魔法には相性があり、それによって必要追加魔力量が増える。例えば、創造魔法と範囲拡大の相性は最悪であり、必要魔力が10倍以上になる。



・スキル「〇〇魔法」……魔法自体、基礎の1つからの発展となっている。例えば、炎。基礎は<点火(マッチ)>と呼ばれる、指の先に小さな魔法陣を描き、ライターサイズの火がそこから現れるという魔法だ。それの、形からサイズから威力からが変わり、魔法は変化する。

 すなわち、<火炎(ファイア)>が使えて<点火(マッチ)>が使えない人はいないということだ。ゆえに、その発展具合に応じてスキルレベルを得る。

 ここで重要なのは、上位階級の魔法ではそれが通用しないというところだ。応用方法が異なるということだ。<炎闘牛鬼(イグニ)>と<火愚鎚炎(カグツチ)>はどちらも炎を何かの形に変化させる対象標準型なので、上位の<火愚鎚炎(カグツチ)>が使えれば<炎闘牛鬼(イグニ)>も当然使える。しかし、これが上位の座標指定型では、<火愚鎚炎(カグツチ)>が使えたところで使えるとは限らない。

 スキル「〇〇魔法」のレベルは、使える魔法の数で決定する。第何階級の魔法がいくつ、などだ。つまり、飛び級もあり得るということである。

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