第四話 私、魔王さん。今、戦いに駆り出されてるの
新作アップでーす( ・ω・)モニュ
無双しました(゜д゜)(。_。)ウン
目の前で町が燃える。まぁ俺達には関係のないことだ。ととっとこの町から離れることにしよう。
「ティナ、この町からさっさと出るぞ。」
「え?このままの状態で?本気で言ってるの?」
「そうだが?何かまずいいことでも言ったか?」
「当たり前じゃん!町がこんな状態なんだよ!早く何とかしないと!」
「いや、俺達には関係ないことだろ。」
「関係あるよ!」
そんな言い争をしていいたら部屋の扉をノックする音が聞こえた。
「あんたたち無事かい!?無事だったらサッサと非難しな!魔物と冒険が街中でやり始めたんだよ!このままじゃここだって危ないよ!早く!」
どうやら・・・街中で戦う馬鹿がいたらしい。うむぅ・・・
「ナディ!お願い!」
「いやしかしなぁ・・・」
「もういいよ!わたしいってくるから!」
「な!ちょっと待て!ティナ。」
俺の制止を無視してティナは窓から町に飛び出していく。・・・ここ二階だがあいつだいじょうぶなのか?!・・・華麗に着地したぞ?
「ったく・・・しかたねぇなぁ・・・」
俺は町にはいって来た魔物たちを殺すのではなく転送魔方陣で遥か遠くに送っていた。俺の配下だし・・・さすがに殺すとかできないし・・・その代わりではあるが傷ついている人間には、気づかれないように回復魔法を掛けていく。
「ティナめ・・・どこ行きやがった。」
「おい!あっちにエルダードラゴンが現れたらしいぞ!」
エルダードラゴン・・・ドラゴン種の上位種じゃないか・・・まぁこの辺にいてもおかしくないが、町を侵略するのは禁止しているはずぞ?なぜエルダードラゴンが・・・
「やばいんじゃないか?!この町も完全に終わりか・・・」
「いや!女の子が一人で持ちこたえてるらしい!ほかの奴らはほぼ瀕死だ!」
間違いない!ティナだ!なんて無茶しやがる!あのバカ!とにかく・・・行くしかない!
エルダードラゴンは強敵だティナひとりじゃ絶対に勝てん、かといってほかの冒険者がいたとしても無理だろう・・・あぁ!もう!この雑魚どもうざったあいな!いっそ町ごと・・・ダメか・・・
人が急いでるのに襲ってきやがる・・・俺魔王なのになんで襲われるんだ?お、いたぞエルダードラゴンだ・・・なに?!
「邪魔な人間め!やっとくたばりやがったか!生意気な女だ!」
エルダードラゴンの肩になにかいやがる・・・それに・・・エルダードラゴンが掴んでるのは間違いない・・・ティナだ・・・
「行け!エルダードラゴン!この町を破壊しろ!」
・・・あいつがこの騒ぎの原因か、許さねぇ・・・それにティナ・・・
「おい、おまえ。」
「なんだ貴様!こいつが目に入らねぇのか?エルダードラゴンだぞ?」
「だから何だ。おいエルダードラゴン、その手につかんでる女をはなせ。」
エルダードラゴンは俺の話を聞かずティナを握りつぶそうと力を入れる。が俺はそんなことはさせない。一瞬にしてエルダードラゴンの腕を吹き飛ばし、ティナを回収すする。
・・・・そして俺の怒りが頂点に達した。ここまでは覚えてる・・・
「貴様ら!ブチ殺してやる!覚悟しろ!」
「な、なぜあいつのところに女が!?何が起こったんだ!?エ、エルダードラゴン!」
トカゲが咆哮する、そんなもん知ったこっちゃない。咆哮でモンスターを呼び寄せエルダードラゴンの周りに何頭ものモンスターが現れる。こいつら・・・めんどくさい。すっと手を挙げる俺、殺すわけじゃないさ。ちょっと遠くのほうに行ってもらうだけさ、エルダードラゴン以外はな。
光の柱にモンスターどもがどんどん吸い込まれて姿がなくなっていく。傷ついていた人間たちがざわめき歓喜を叫ぶ。
「うるせぇ!テメェらも黙ってやがれ!エルダードラゴンとお前、覚悟はいいな?」
「ひ、ひぃ!何なんだ!おまえ!」
「俺か?この女のパーティーだよ、今はな。」
「エルダードラゴンやってしまえ!」
周りは静まり返っている・・・エルダードラゴンがブレスの準備にはいるが・・・遅い。まぁ通常の奴らならブレスで薙ぎ払えたんだろうが俺にはそんなのは人間の子供がハイハイしてる程度のスピードにしか見えん。だからレーヴァテインで首を一閃する。
「どうした!エルダー!吾輩の言うことが・・・げぇぇぇぇぇぇ!死んでる!」
「次はお前だ、時間掛けてらんねぇからサクッと行くぞ。」
「ま!まってくださひ!私が悪かったです!もうこんな・・・ぐぱぁ!」
「サクッと行くって言っただろ?黙って死ね。」
俺はただ単に相手に剣を振り下ろしただけだが剣の風圧でかまいたちが発生して胴体を真っ二つにした。さて・・・ティナだ。すでに息がないな・・・っていうかこいつなんかい死ねば気が済むんだ?生き返らせるこっちの身にもなってみろ。
「・・・ナディ?」
「この馬鹿が!何回死んだら気が済むんだ!ったく!」
「ごめん・・・それと、ありがと。」
「謝るのはわかるがお礼を言われる筋合いはないぞ?」
「だって、ナディがこの騒ぎ収めてくれたんでしょ?」
「まぁな。」
「なら、やっぱりありがとうだよ。」
なんて顔して笑いやがる・・・抱きついてきたティナを俺はまた頭をなでていた。・・・べ、別に変な意味はないんだぞ!好きになったとかそういうのはないんだからな!仕方ないから撫でてるんだぞ!・・・そういえばエルダードラゴンの黒幕だった奴だが・・・モンスターマスターとかいう冒険者だったらしい。なんでも普段から馬鹿にされていたらしく・・・それの復讐であんなことをしたんじゃないか?ということで・・・で俺はなぜか英雄にされた。いや!俺魔王だから!そしてティナは俺の横でニヤニヤしている・・・何考えてるんだコツは?
お読みいただきましてありがとうございます!これからも頑張りまっす!
風圧・・・・(; ・`д・´)