第三話 私、魔王さん。今、癒されてるの。
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んん・・・あぁん・・・
だ・・・だめぇ・・・
あっ・・・
そこぉ・・・・すごいぃ・・・
はぁん・・・
「変な声出すな!ティナ!」
「だって仕方ないじゃん!ナディのマッサージマジでうまいんだもん!こんな気持ちいいの初めてだし!魔王なんかやめて整体師になりなよ!」
「はぁ!?どこの世界に魔王にマッサージさせた上に整体師になれというやつがいるんだ!」
「え?ここにいるけど?」
ここは魔王城のすぐ隣にある人間たちの住める最後の町だ、結局ティナのレベル上げと観光で数日間の間、足を止めた。俺としてはサクサクとティナを最初の町に送り届けて帰ってゴロゴロしたいところなのだが・・・なにかとティナが文句を言ってそれに付き合わされて・・・はぁ、めんどくさい。
しかも宿ついたとたんにマッサージしろとか、何様のつもりだこの女!しかもここは俺の部屋だし!別途に寝っ転がってトロピカルジュースなんぞのみやがって!ここはひとつ魔王の威厳を見せないといけないな!
「ティナよ、ここは俺の部屋なんだから自分の部屋でくつろいだらいいんじゃないか?」
「え?なんで?」
「なんでって、そこ俺のベットだし。俺もゴロゴロしたいわ。」
「すればいいじゃん、はい。」
・・・なんだと?!別途から体を少しずらしただけだと!?このアマァァァァァァァァ!
「いやそういうことじゃなくて。お前がいたら俺がゴロゴロできないじゃないか。」
「だから、すればいいじゃんって!場所譲ったでしょ?なに?ナディって我儘なの?」
「我儘なのはお前だろ!」
「も~そんなに邪険にすることないじゃん!一緒に旅してる仲間なんだから!」
「あほか!魔王と勇者だぞ!?どこにこんなでたらめなパーティーがあるんだ!」
ぶつぶつ文句言いながらやっとティナがどきやがった!これで俺一人でベットを使える。さっそくうつぶせになってと・・・
ムニムニ・・・
ムニムニムニ・・・
ギュ~!
ムニムニ・・・・
「おい?なにしてる?」
「ん~?さっきのお礼かな?」
「ムニムニ当たってるんだが?」
「ヤダ!変態!変態魔王!」
「お前が当ててきてるんだろうが!しかもわざと!」
「えへへ、バレましたか?じゃあ本気でやろっかな?フッ!」
「グエェェェ!ギブ!マジヤバイ!」
「どう?気持ちよかった?」
「死ぬ!死んじゃう!人の首をいきなり占めるんじゃねぇ!っていうかお前レベル上がって腕力ついてるのに本気でやったら死ぬわ!」
テヘっとベロを出してティナが謝る。・・・一瞬たりとも可愛いとか思ってないからな!思ってない!
「ほら、明日もあるんだからそろそろ寝るぞ?」
「うん、おやすみ。」
「まて、なんでれの布団に入ってくる?」
「え?だって寝るんでしょ?なら布団に入るのは普通のことでしょ?」
「いや、お前はお前の部屋に行けよ!何のために部屋二つとったんだよ!」
「別にいいじゃん、もう部屋に行くのめんどいし!」
そんなこんなで騒いでたら怒られましたよ、女将さんに。
「あんたたち!うるさいんだよさっきから!イチャイチャするならもっと静かにしろ!」
「「ご!ごめんなさい!」」
なんで俺も謝るんだ?
「「・・・プッ!アハハハハ!」」
「ナディ、やっと笑った。」
「え?なにが?」
「ずーっと険しい顔してたからさ、つまらないのかなって・・・」
「あぁ、いやすまん。別にそういうわけではないのだが。」
「ならさ、もっと楽しくしようよ!勇者と魔王だけどさ・・・神様が勝手に決めた運命 だけどさいまだけは・・・」
「そうだな、分けわからん運命だしな、よしよし。」
俺は不意にティナの頭をなでていた。・・・こいつといると少し調子が狂うな・・・ま、それも最初の町に着くまでか。そうして俺とティナは一緒に寝ることにした。もちろん変なことは一切やってないぞ!
次の日
「ちょっとナディ?!」
「んぁ?まだ眠いんだが・・・」
「早く起きてこの寝坊助魔王!町が大変なんですけど!」
「・・・そうか、おやすみ。」
「だから寝るなっての!」
ボコン!
「ってぇぇぇぇぇぇぇ!!何しやがる!」
「ほらみてよ!やばいって!町が!!」
ティアに言われて町を窓から見てみるといたるところから煙が上がっている。中には崩壊した建物や燃えている建物まである。
いったいなにが・・・
今回も読んでいただきましてありがとうございます!
さて・・・町が燃えました(/・ω・)/