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第二話 私、魔王さん勇者のレベル上げをする。

2日連続投稿です、まだまだ続きますのでよろしくお願いします。

ぎしゃぁぁぁぁぁ!!!


蛇が現れた。


勇者


 戦う

 魔法

→魔王任せ

 道具



「ちょっとまてぇぇぇぇぇぇ!」


「頑張ってナディ!君ならできるよ!」


蛇の魔物が俺にめがけて攻撃してくる。もちろん一撃でお陀仏させる。


ザシュ!


ティナのレベルが上がった!

ティナのレベルが上がった!

ティナのレベルが上がった!

ティナのレベルが上がった!


「お前何なの?!人に全部魔物退治させて!っていうか魔物は俺の仲間みたいなもんだぞ!?」


「だって今私がこんなのと戦ったらイチコロだよ?直ぐ死んじゃう。」


ティナは自分の首に手をやるとシュッと動かす。しかも白目で舌をピコっと出して。

・・・こいつ遠慮とか知らないんか?


「で?結局のところどれぐらいレベル上がったんだ?」


「え?いま?・・・・上がってません。」


「嘘つけぇぇぇぇぇ!」


最初の町まで川越えて送ってやろうと思ったら町の奴らが丁寧にも結界を張りなおしたらしい。


「なぁティナ?お前もそろそろ戦闘の経験をしたほうがいいんじゃないか?というわけで次の戦闘はお前ひとりでやってみろ。」


「は?!やだし!汚れるし!私このままでいいし!」


「駄目だ!ほらいいところにモンスターが来たぞ頑張ってこい。」


三つ首の犬が現れた。


ガルルルル・・・ガオー・・・キューン・・・


犬の攻撃 体当たり


ティナの急所に当たった、クリティカルヒット。


三つ首の犬は戦闘に勝利した・・・


「・・・・ティナァァァァァ!」


何この子!なんもしてないじゃん!まさか・・・・


『返事がない、ただの屍のようだ・・・』


ちょ!アナウンス!そんな不吉なことやめてよ!


「・・・ハッ!今すぐよみがえらせる!リザレクション!!」


ティナは生き返った。


「マジないんですけど!いきなり犬が体当たりとか!マジでないんですけど!ってか今私死んだよね?どうゆうこと!?ねぇ!ナディ!責任取って!」


「ば!おまえ!あんなの倒せよ!もう十分にレベル上がってるだろ!?」


「レベルだけであんなの倒せたら勇者職とかごろごろいます~装備とかちゃんとしてからああいうのと戦うのが常識なんですぅ~!バカなんですか?軽装備の私にあんなのと戦えとか馬鹿なんですか?魔王失格ですね。ププッ!」


「な?!馬鹿?!そんなこといいって自分なんかその装備で魔王城に乗り込んできたじゃないか!」


「それは不可抗力です!私のせいじゃないし、私に教えた大臣がいけないんだし。いつかあの大臣ぶっ飛ばしてやるんだから。」


ティナの装備


頭:なし

体:シルクのワンピース 防御:0

手:シルクグローブ   防御:0

足:ハイヒール     素早さ:-20


右手:竹やり

左手:なし


「なんだこの装備!どこに行くつもりだったんだお前!仮にも魔王討伐に行く装備じゃないだろ!っていうか竹やりって!どこの一揆?!いつの時代のネタだよ!若い世代わからないし!」


「は?何言ってるの?」


一揆とは大昔に流行った?ファミ◯ンソフトである。

そのゲームの最恐武器が『竹やり』であった。


「っていうか、そのワンピースとか防御力ないじゃん!ただの服じゃんか!ハイヒールなんて履いてるから素早さもマイナス補正かかってるし!」


「いいでしょ!お気に入りなんだから!」


結局俺が町までに行く間に襲ってきた魔物は全て俺が粉砕していた。人間側との戦争の際に貴重な兵士となってくれるモンスターを俺が自分で粉砕していくとか・・・悲しくなるな。


「やっと1個目の町だな、とりあえず宿に行くぞ。」


「やったー!やっとお風呂入れるぅぅぅぅ!」


そういうと俺たちは町の宿屋に向かった。途中買い物をしようととりあえず服屋に入る。

今の俺たちはどっからどう見ても魔王と頭の悪い人間のペアである。こんな状態じゃ始りの町まで行く際に魔王が攻めてきたと思われて一触即発の事態になるかのせいもあるからな。

なんせ


ナディ装備

頭:師子王の兜

体:ウィガール(アーサーの鎧)

腕:ヤールングレイプル(雷神トールの小手)

足:タラリア (ヘルメスの有翼の靴)


右手:レーヴァテイン

左手:なし


まぁこんなところだ、これに外装で漆黒の闇マントをつけているんだから誰から見てもあやしいとしかいいようがないよな・・・結局ティナに押し切られて普通の服を購入したが・・・こんなの防御力も何にもないじゃないか!ってことで今の装備を見た目だけこの服に変なさせることを俺は試してみると・・・さすが魔王!さすが俺!完璧にできた!


「ねぇ?いまずるしたでしょ?したよね?間違いなく。」


「な、何のことだ?何もしてないぞ?」


「し・た・よ・ね?」


「は、はい。」


「後でそれ教えてよ?私もやりたいから。」


抜け目ない女だ…

ティナの装備をチャンといたもので整えて教えた変装魔法でお気に入りの姿に変化させる。

武器屋とかで、手をぐいぐい引っ張ってこれが欲しいとかあれがかわいいとか・・・店主やほかの奴らから微笑ましい目線をあてられる…カップルか!!俺たちは一応宿敵だぞ!これなんてギャルゲー?!とか思いつつ宿に向かった。

この先どうなるのでしょうか?・・・ギャルゲ?( ・ω・)モニュ?

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