表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/7

投資日記 2017/08/31 ……投資家として大切なこと

【初値】まずは、状況を見てみましょうか……。


-------------------------

8/31 21:30

【作者作成の自動売買 15pips】

評価損益 -17万円, 決済損益 +6万円


【証券会社作成の自動売買】

評価損益 -4万円, 決済損益 +2万円


【作者作成の自動売買 7pips】

評価損益 -11万円, 決済損益 +1万円


【マニュアル(手動売買)】

評価損益 +2万円


評価損益の合計 -30万円

-------------------------


【初値】マイナス30万ですか……。評価損が1日で8万増えていますね。


【スマ】そうね


【初値】あれ、評価損が増えたのに、スマさんが嬉しそうじゃありませんね。


【スマ】評価損は、自動売買をやり過ぎた作者の行動が原因ね。

だけれど、今日は、作者がケジメをつける行動をしたのよね。

その誠意に免じて、真面目に対応するわ。

とっても大切なことよ。

例を挙げて説明するわね。


100円で20枚 売りがあって、相場が101円になったとするわね。

このとき、20万円の評価損となるわ。


この時、行動としては、次のようなものがあるわね。

1.これ以上、損失が広がらないことを祈る。相場が下げ相場になるのを祈る


2.買いのポジションを取って、両建状態にして、損失が拡大するのを食い止める


3.損切りして、ポジションを整理する



1の行動は投資家としては失格ね。

今日の作者は、2の行動をとってくれたわけ。

一気に反対のポジションを取って、ポジションの70%くらいを両建状態にしてくれたわ。

これで、相場が急激に変化しても、損失の拡大は緩やかになる。

でも、別の言葉で言い換えると、当面は評価損マイナス20万以上を眺めて過ごすことを受け入れたことになるわね。


【初値】ちょっと分かりにくいので、例をあげて考えてみると、

100円の売りが20枚あって、101円になったら、20万の評価損。

100円の売りが20枚あって、102円になったら、40万の評価損。

でも、運良く100円に戻れば、損失は0に戻る……と。


101円で20万の評価損がある状態で、

買いを15枚とると、評価損20万のうち、15万は相場がどう動こうと固定されると……。

102円になったら、25万の評価損

100円に戻っても、15万の評価損になりますね。

損失は拡大しにくくなりますが、損失も減りにくくなります。



【スマ】両建ては、敗者復活戦みたいなものね。

うまく扱えば、評価損を減らして利益を得ることが出来るわ!

評価損が膨らんでいく状況は目をそらしたくなるけれど、

ちゃんと失敗を認めて、対処することは大切よ。

そして、次の投資に活かしていくの。


さっきの3つの行動のうち、

1の行動を選択して、何もしなくても運良く、無事に乗り越えられるケースもあるわ。

でも、そんな体験をしてしまうと、次も同じ状況になっても放置してしまう。

運悪く相場が逆に動いてしまうと、大変なことになるのよ。


【初値】今週はいろいろとありましたね。


【スマ】まだ明日に、アメリカの雇用統計っていう大きなイベントが残っているわね。

それにしても、この投資日記が始めて、短い期間だけれど、すごい展開になったわ。

この日記は、投資の怖さや失敗したときの思考を教えたい想いもあったから、それは達成できたのかもね。


【初値】あれ、スマさんの言葉……、アニメの最終話みたいな感じになっていますよ。

作者は、けっこう、凹んでいますね。これ以上、続けられるかは……。


【スマ】ま、経験値は増えたでしょうから、今後の糧にしてほしいわね。


【初値】お疲れさまでした!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ