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第39話 防護

 

 

 

〈フレイムピラー〉の呪文は封印した!


しばらくのうちはだけど。


必要があったら使うわな。


例えば盗賊、山賊退治とか。


まったく躊躇なく倒せる敵には試しまくってもいいか。


群れ相手には効果的だと思う。


いや、最初のアレで素早い奴は逃げちゃうから、殲滅という点ではいまいちか。


使いどころがむつかしい…


あえて考えると封鎖空間にぶちこむのが効果的だな。


迷宮の広間や、盗賊の砦とかに。





つうか、あれから何種類もの魔術を試しまくってはいるのだが、MPが無くなる様子が無いんですけど。



しかしだ、〈フレイムピラー〉の魔法を見て思ったのだが、



攻撃魔法怖すぎだよね……



こんなのビシバシ放たれたら、どうやって対処すればいいんやぁ!


これは早急に対策をねらんとアカンってことで。





「慈悲深き聖母の抱擁よ。彼を害する全ての災いから守りたまえ〈ホーリーベール〉」



我、ではなく彼。


目の前でモフモフしている良く見るとあんまり可愛くないラージバニーに向かって、防御系補助魔法をかけてあげるものすごく優しい雰囲気イケメンな俺。


え?


魔物に補助かけてどうするって?


そりゃ鋭い人はもうわかってると思うけど、当然こうする。





「我に流れる灼熱の血よ、怨敵を葬る飛礫らとして顕現せよ〈ファイアブリット〉!」



たちまちに群れごと、突然出現した暴力の化身ともいえるオレンジに輝く高温の弾たちによって貫かれる可愛くないラージバニーたち。


それでも先ほど防御魔法を施した1匹のみは、動けない程度のダメージを負っているものの、体表面には重症、とは呼べるほどの傷は見当たらず────





「ふうむ、これでは〈フレイムピラー〉の呪文に耐え切れるかはあやしいな────ま、それはともかくやはりもう少し詳細なデータが必要だ。よって…………」



「我に流れる灼熱の血よ、怨敵を葬る飛礫らとして顕現せよ〈ファイアブリット〉!」

「我に流れる灼熱の血よ、怨敵を葬る飛礫らとして顕現せよ〈ファイアブリット〉!」

「我に流れる灼熱の血よ、怨敵を葬る飛礫らとして顕現せよ〈ファイアブリット〉!」

「我に流れる灼熱の血よ、怨敵を葬る飛礫らとして顕現せよ〈ファイアブリット〉!」

「我に流れる灼熱の血よ、怨敵を葬る飛礫らとして顕現せよ〈ファイアブリット〉!」

「我に流れる灼熱の血よ、怨敵を葬る飛礫らとして顕現せよ〈ファイアブリット〉!」

「我に流れる灼熱の血よ、怨敵を葬る飛礫らとして顕現せよ〈ファイアブリット〉!」

「我に流れる灼熱の血よ、怨敵を葬る飛礫らとして顕現せよ〈ファイアブリット〉!」

「我に流れる灼熱の血よ、怨敵を葬る飛礫らとして顕現せよ〈ファイアブリット〉!」





誰だよ、鬼畜とか言い出す奴は!



でもさ、こいつら目が可愛くないんだよ。


知ってるか?


パンダの目って本当は鋭くて、結構怖いってことを。


モフモフ詐欺には注意だぜえー。





 


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