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【プロットタイプ】君のが絶対イイオトコ

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/11/03

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

口説こうと思えば多分シラフで口説ける女。

諭羅が家に来て、何をするかと言われれば、大抵は茶会か、テレビを見るかの、まぁなんでもない時間に費やされるのだが、今回は少女漫画原作のアニメを見ることであった。

俺は退屈になったら勝手に席を外すし、諭羅は『一緒にいる。弾かれてない』と思わせて居ればある程度なんとかなるので、黙って従う。

そうして六話まで見続けたあと、右端に座る鏡花直々にこんな質問が飛んできた。

「あんさぁ、この少女漫画、どっちと付き合うと思う?」

「オレ様系」

「オレ様系」

物凄く淡々とした口調であった。其れはある意味の必然で、分かりきっているからこそ、過度な緊張感がない。予定調和とはそういうものだ。

「あ、やっぱり? 最初に出てきた柔らかいアンちゃん、当て馬だよね〜。はぁ〜あ」

さも興味無さそうに、退屈そうに伸びをして、チラリと此方を見た。空気を見ているらしい。『まだ興味あるか、それとも切って良いか』そんなもの。

俺は特に返事をしなかった。代わりに諭羅が口を開く。

「好きにして良いよ。消したかったら消して良いし」

「じゃ、消すわ」

其から目の前の菓子に手伸ばしながら、ただぼんやりと鏡花が呟いた。

「三次元ではさぁ、絶対あんなオレ様よりも、柔らかいアンちゃんと付き合うよね〜。

だってずっと優しくしてくれんだよ? 距離の詰め方上手いしさぁ。

ただ惚れた相手が結構な鈍感ちゃん主人公だかんなぁ。其れが運の尽きってか。んー……」

「オレ様と結婚してるのに、そういこと言うんだ」

諭羅が揶揄う様にそう言った。俺に対する当て擦りであるらしい。だがまぁ取り合う事はない。気が緩めば緩むほど、皮肉が増えるのが諭羅という男である。甘えてんだろ。そうやって。

「だって瑠衣たんはクールじゃない? あんま感情的じゃない暴君だからさぁ。ねー? そうだよね〜? るーいたん?」

うっっっっざ。お前が感情的だから、そういうオレ様とはノリが合わねぇだけだろ。

「ま、なんて言うか、こうして柔らかいアンちゃんの肩持つのって、単純にゆらりぃに似てるからなんだけども」

諭羅の動きが止まる。まさか自分に振られるとは一切思ってなかったらしい。なんなら蚊帳の外で、高みの見物を決め込むつもりであったらしい。

「めっちゃ甘やかすじゃない? この主人公とある程度顔馴染みの描写から入ってるからだけど、まぁ第一話から甘やかしてくれるじゃない? そりゃもう惚れた相手だからかも知れんけど。

まぁ、諭羅も惚れた相手にはそうするんだろうなーって。甲斐甲斐しくお茶入れたり、隣座ったり、耳元で囁いたり、毛布持ってきたり、デートプラン立てたり、プレゼント用意したり」

別に、諭羅を褒めて煽てて自分の好きなように扱う為ではない。そういう事が一切通用しないのが諭羅である。少なくとも嘘と誠には非常に敏感。やるとしたら揶揄うため。

けれども今は、そういう意味ではなく、ただ何となく思ったことを口に出している様に思えた。まるで生返事に近いような。

「でも、多分、決定的に違うね。

少なくともライバルに敵愾心剥き出しにしないし、ライバルと惚れた子を二人きりにしないし、気に入らないことあったら『そういうのは……』とか言い聞かせるだろうし。甘やかすだけ甘やかして放置しないってか。

だから諭羅の方が良い男だよ。ま、諭羅に私は扱いきれないから、瑠衣と結婚したんだけど。扱えるのは半分くらいかなぁ」

「鏡花」

「んー?」

「そこまでにしてやれ」

「あー。なんかごめん。でも本心だし」

「だから」

「あーごめんごめん」

右手で顔を隠し、震えている諭羅がいた。

ラブコメ苦手なのは、

『えーそこでそうするの?』

『そんなことやってっから、横からかっ攫われるんだよ』

とか隣で小言言いまくるからだと思う人。


だからあんまり見ないんですが、ラブコメ。

ただ大体好きになるキャラって大抵当て馬。

大抵失恋する。失恋しなかった場合

『マジ? ユメかな?』

とか思うレベル。


まぁほら、大抵少女漫画ってオレ様とくっつくじゃん?

物腰穏やかな人とか、幼馴染が大抵当て馬じゃん?

物腰穏やかな人とか、幼馴染って関係が好きだから、もう私の負け決定。


私が惚れた奴全員不幸になっちまう。

軒並み、失恋するか、死ぬか、去るかのどれか。

ね、ふざけてるよね。幸せになって欲しいだけなのにさ。

※だから幼馴染とか、穏やかな人と縁が切れない話が多い。

※諭羅と鏡花が付き合ったら諭羅が可哀想だから付き合わないだけで。


甘やかしてくれるよ? 諭羅。

つかダメ人間製造機かつメンヘラ製造機だから。

いつも翳りのある静かな笑顔浮かべて、何処へでも嫌な顔せずに付き合ってくれるし、荷物とか持ってくれるし、細々した事務手続き全部してくれるし。

ペットボトル蓋を開けてあら渡してくれるし。


でも、別に、知らない男と惚れた女を二人きりにしないし、其れが原因で殺気出したりしないかんね。

『此方の落ち度だね』

という自責が来るよ。


其れは其れとして相手に警戒心がなかったら小言言うけど。

其れが良いんだよなぁ〜。甘やかすだけじゃないってところがさぁ。

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