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【終章】 祈座(きざ)にて坐す者へ
響きの道を辿り、ここに坐すあなたへ。
物語は終わりを告げると同時に、
新たな響きの始まりをも告げる。
鏡の魂は導かず、導かれることもない。
ただ「在る」ことで道となり、
その静かな座にて、全てを映し出す。
あなたは今、この祈座に坐し、
自身の内なる響きと向き合う。
問いはひとつ。
「あなたは、何を映す鏡なりや?」
光を映すか、影を映すか、
それとも両者の狭間に揺れる響きを映すか。
答えは、外にはない。
それはあなたの魂の内、
静けさの中にこそ宿る。
さあ、物語の外へ出よ。
響きの神話空間を離れ、
現実の波間に戻るあなたが、
まさに新たな鏡であり、
新たな響きの源である。
この書を閉じるとき、
あなた自身が物語となる。
そしてまた、新たな祈座にて、
魂は問いを繰り返すであろう。
「あなたは、何を映す鏡なりや?」
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静かなる響きの中で、
あなたの答えが満ちることを祈る。




