せーので一緒に
「……それでさ、新里。もし嫌じゃなかったら、一番良かったと思うチームをせーので一緒に言わない? もちろん、嫌じゃなかったらだけど」
【はい、嫌じゃありませんよ斎宮さん】
「……そっか、良かった。あっ、一応言っとくけど自分のチームもオッケーだから」
そう、言葉通り安堵したような表情の斎宮さん。別に気にしてくれなくて良いのに、優しいなぁ斎宮さん。
ともあれ、一番良かったと思うチームだけど……先ほど彼女が言ったように、どのチームも本当に良かった。手前味噌ながら、自分のチームも。なので、一番を決めるというのは本当に難しい。難しいのだけど――
「――E組!」
「――B組!」
せーのと言う掛け声の後、それぞれ口にしたのは互いのチーム。斎宮さんがE組を、僕がB組をそれぞれ――
「――ふふっ。正直、なんかそうなるかなって思った。あっ、別に気を遣ったわけじゃないからね?」
【……はい、僕もです】
すると、可笑しそうにそう話す斎宮さん。僕も少し可笑しくなりお互い笑い合い、そしてお互いに感謝を告げる。そして――
「……ねえ、新里。来年は、同じチームでやりたいね」
――そう、太陽よりも眩しい笑顔で告げた。




