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声にならない想いを乗せて  作者: 暦海


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……うん、どして?

 ……ところで、それにしても――


「おや、どうなさいましたか朝陽あさひ先……ああ、ひょっとして見蕩れてました? 私が可愛すぎて」

【……あっ、いえ、もちろん織部おりべさんはすごく可愛いのですが……その、見蕩れてたというわけでは……】

「……そ、そうですか……すごく可愛い、ですか……ふふっ」

「おいイチャつくんじゃねえよそこ」



 それから、10分ほど経て。

 隣におはする織部さんとそんなやり取りを交わしていると、夏の暑さも忘れるような冷気を放ちつつそう口にする斎宮さいみやさん。……いえ、別にイチャついていたわけでは……


 あと、じっと見てしまっていたのは織部さんだけではなく――


「……なんか、浮いてるなぁ僕……あっ、いえ……」


 思わず、ボソリと零れる。……しまった、口に出すつもりなんてなかったのに。

 ところで……浮いてるというのは、このシート内における僕の存在で。まあ、浮いてるのは今この場に限らずだいたいいつもなんだけど……それでも、きっと誰が見ても納得の美男美女が集うこのシート内にて、明らかに僕の存在だけが異質で――



「……なあ、夏乃かの。前々から思ってはいたけど……やっぱ、分かってねえのかな」

「うん、自己評価と周りの評価がこれほどかけ離れてる人もそうそういないよね」

「まあ、そこが朝陽先輩らしいというか、可愛いところでもあるんですけど」


 すると、ふとそんな会話が耳に届く。いったい、何の話なのかは僕に知る由もないけど……ただ、一つ分かることは――どうしてか、御三方とも僕に憐れみのような視線を向けていて……うん、どして?


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