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昼休み
「午前の部おつかれさま、みんな。それじゃ、かんぱーい!」
「……いや、乾杯って……まあ、別に良いけど」
それから、およそ一時間半後。
水玉模様をあしらった可愛いシートの上で、ニコッとコップを掲げ音頭を取る斎宮さん。そして、そんな彼女に少し呆れたような微笑でツッコみつつコップを掲げる日坂くん。そして、あと二人――織部さんと僕もそれぞれコップを掲げ、直後コツンと金属音が鳴り響く。
さて、そんな僕らがいるのは、グラウンド隅の大きな樹の下――そこで、四人で昼食を取らんとしているわけで。




