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いよいよ本番です。
「――さて、新里。今日は敵同士だけど、互いにベストを尽くして頑張ろう!」
【はい、お互い悔いのないよう頑張りましょう、斎宮さん】
それから、およそ三週間後の六月上旬。
グラウンド隅の方にて、軽く拳を合わせ健闘を誓う僕ら。まあ、僕が全力を尽くしたところでチームの役に立てるなどとは思わないけど、もちろんそういう問題じゃない。役に立たないからといって手を抜いて良い理由にはならないし、もちろんそのつもりもない。精一杯、力の限り頑張る所存です。
さて、もはや説明不要かとも思うけど、本日はまさしく体育祭その日で。




