145/477
大切なプレゼント
さて、結論から申しますとそんな懸念は杞憂でした。と言うのも、それぞれ持ち時間5分で一人が待機している間、もう一人がプレゼントを探し回るといった具合だったのですが……なんと、互いに全く同じ雑貨――何とも可愛らしい白クマのキーホルダーを選択したわけでして。比較的小さな空間とはいえ、所狭しと並んだその種類は決して少なくないと思うのだけれど。
そんなわけで、思わずクスッと笑いが零れる僕ら。こういうのも良いよね――そんなやり取りを交わしつつ、全く同じプレゼントを互いに受け取って……うん、大切にしなきゃね。