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アルバイト希望の子

「――あ、そうだ朝陽あさひくん。今日、アルバイト希望の子が面接に来るんだ。君と同じ、高校一年生の」

「……へっ、そうなのですか?」


 休憩に入りほどなく、先ほどお願いした野菜サンドとブレンドコーヒーをカウンター隅――僕の座る前にそっと置きつつ、何処か愉しそうな笑顔で告げる蒼奈あおなさん。ちなみに、こちらでは勤務日に無料で賄いを提供してくださるので、お財布的にも本当に助かります。それも、いつもすっごく美味しくて……うん、休憩後も頑張らなくちゃ。



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