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#3 僕の休日

ホロライブの夢小説です。

あくまで個人的主観、妄想が激しいので苦手な方はブラウザバックを推奨します。

家族設定のホロメンも出ますが苗字などの細かいところは気にしないでください……

また著しくホロメンのイメージを崩してしまう恐れがありますが、もしも自分が主人公だったらと一緒に妄想を共有出来たら嬉しいです!


PPPPPPP…カチャ


突如として夢の世界から引きずり出された僕は仕方なく体を起こす。

重い瞼を擦りカーテンを開けると、否が応でも一日が始まったことを自覚する程に眩しく太陽の日差しが部屋中を包み込む。


今日は休日だ。


この間のクロヱとの約束通り、今日はねねとラプを連れて従姉妹の家に遊びに行く予定だ。その後はどうやら家族総出で獅白家に遊びに行くらしい。


部屋を出ると台所から朝食の準備をするお母さんとそら姉の声が聞こえる。今日の朝食も絶品だろう。


そんなことを悠長に考えながらねねを起こすためにねねの部屋に訪れた。


ガチャ


僕「おーいねねー、今日は従姉妹ん家に遊びに…」


ね&ラ「早く行こぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


なんと、このふたりは既に起きているだけでなく準備まで整えていた。相当楽しみにしていたのか、興奮冷めやらぬ顔でベットの上ではしゃいでいる。


その騒動を聞いてか隣の部屋からわため姉がやってきた。


わ「2人ともそんな楽しそうにしてどこか行くの!?わためもいくぅ!!!」


物騒なのが1人増えてしまった…


僕「今日はみんなで従姉妹ん家に遊びにいk」


わ「行こぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」


最後まで話は聞いてくれ…


何とか興奮してる3人を落ち着かせ、1階のリビングに追いやった。


その後朝からうるさいとお母さんとそら姉に怒られていたのは話すまでもない。


怒られている最中もわため姉を始め、ねねとラプに反省の色は見えなかった…


因みに寝室で寝ているお父さんの声はまるで聞こえなかった…どうやら今日も偏頭痛に悩まされてるらしい。


朝食を食べ終え、そら姉も一緒に行かないかと誘ったところ、「午前中に宿題終わらせときたいから」と模範解答が帰ってきた。


その言葉は不真面目な3人には相当刺さったのだろう。目線が宙を待っている。


因みに僕は宿題はあっちの家でやろうとしているからもちろん持っている。3人は分からないけど…


ミ「あ、そうだ!遊びに行くならこのお菓子皆で食べなね~」


わ「わかった!!」


ミ「わためは着く前に勝手に食べるからダメ!」


わ「わ、わための信頼って…」


僕「まぁまぁ、母さん、僕が持っていくよ」


ミ「ありがとね~、ま、はなからそのつもりだったけど」


お母さんはたまに、自分の子供にすら鬼畜な発言をしたりする。それがとても怖かったりもする。


ね「まあわため姉ならやりかねないしね~」


ラ「そうだそうだ!」


ミ「あんた達も同じようなもんでしょ!!」


ね&ラ「そんな事ないよ〜、ね~?」


きっとラプはわため姉やねねを見て育ったんだろう。優しいところはあるはずなんだけど…


僕「それじゃ、行ってきます。」


わ&ね&ラ「いってきまーす!!!」


ミ「行ってらっしゃーい!気をつけてね~!!」


―――――――――――――――――――――――――


家からさほど遠くない為、従姉妹ん家に着くまでにそう時間はかからなかった。


ピーンポーン


インターホンを鳴らすと同時に叔父さんの「はーい」という声が家の中から聞こえて来た。


ガチャ


ドアが開くとそこには叔父さんの姿が見えた。


星街すいせい「いらっしゃーい!よく来たね!」


星街すいせい。親戚の叔父さんだ。本人の前では決して叔父さんと呼ばずにすいちゃんと呼ぶよう小さい頃から躾られている。そして、学園では音楽の先生をしている。


僕「すいちゃん、邪魔します」


す「はーい!ゆっくりしてってね~」


わ&ね&ラ「おじゃましまーす!!!!」


そう言うと3人は一斉に玄関で荷物を投げ捨て階段をかけ登り、この家の末っ子の部屋に駆け込む、もとい、逃げ出した。


3人分の荷物を1人で運びながらリビングに入るとそこには既に従姉妹達がいた。


AZKi「いらっしゃーい!今日は勉強するんだよね?分からないところがあったら教えてあげるから遠慮なく言ってね」


AZKi。この家の長女でそら姉と同い年の高校3年生。とても優しくて、従姉妹の中で最初に頼るなら間違いなくAZKi姉だろう。


僕「ありがとうAZKi姉。分からなかったらすぐ聞くね。」


天音かなた「もちろん僕もいるから僕にも頼っていいんだぞ!」


天音かなた。この家の次女でわため姉と同い年の高校2年生。詳しくは聞いてないけど生徒会選抜にて自選の際にパワーポイントでプレゼンしていた事からPP天使とあだ名が付いている。


僕「ありがとうかなた姉。国語はかなた姉に聞こうかな。」


ク「えぇ~かなたに聞いても分かるわけないじゃぁん。僕くーんクロヱに聞いた方がいんじゃなぁい?」


か「おめぇに聞いても分かるわけねぇだろぉ!ていうかその前におめぇの字が読めねぇわ!」


相変わらずここは仲が悪い…悪いというかウマが合ってない気がする…


2人がケンカし、AZKi姉はそれを微笑ましく眺めている中、台所から冷たい声が聞こえてきた。


す「あんたら、うるさい。」


場が凍ったのかと思うくらい2人は静かになり、AZKi姉はそれでも微笑みを絶やさなかった。


しばらく勉強をしていると階段を駆け下りる足音が聞こえてきた。


廊下で話してる内容的にはどうやら外に遊びに行くらしい。


騒がしいなぁと思っているとリビングに繋がるドアが勢いよく開けられ、元気いっぱいな姿が見えた。


こぼ・かなえる「ママァ!!!こぼ、お姉ちゃん達と外で遊びに行く!!!!」


こぼ・かなえる。この家の末っ子でやんちゃガール。いつも元気いっぱいに遊んでいてラプと一緒になるといよいよ手がつけられなくなる。


す「いいけどあんた達宿題終わってるの?」


すいちゃんは時々瞳孔を開きながら圧をかけてくる。さながら鬼のようである。とても本人に言えた事では無いけど…


廊下に佇む4人は粛々とこぼの部屋に戻ったと思うと、重い足取りで宿題を手にリビングへとやってきた。


夕方になり、宿題を終えたあとは晩御飯をご馳走になる事になった。


こぼ「ママァ!今日のご飯なに??」


す「今日はすいちゃん特製カレーだよ〜!」


場が凍りついた。すいちゃん特製カレーとはとても分かりやすく言うと激辛カレーである。


A「お、お母さん…皆今日は頭も沢山使ったしカレーじゃない方がいいんじゃないないかな〜?」


か「そ、そうそう!!カレーも好きだけど今日は違うの食べたいなぁ〜!!」


ク「わかるぅ〜!クロヱもお姉ちゃん達と同じだな〜!なんならカレーって1日置いた方が美味しくなるしね!」


さすが三姉妹、すいちゃん特製カレーからの逃げ方を熟知している。


すいちゃんは仕方ないと言うとiPhoneを片手に出前サイトを開き出した。


その日は運良く激辛料理から逃れたものの、次からは気をつけねば…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


夕飯をご馳走になり家に帰ろうとしているとねねはポルカお父さんを迎えに行くという事で別方向へと歩いていった。


これはよくある事でねねは家1番のお父さんっ子でよくおでん屋さんに飲みに行ってるポルカお父さんを迎えに行き一緒に帰ってくる。


僕「わかった。大丈夫だろうけどポルカお父さんと会うまでは気をつけて歩くんだぞ?変な人がいたら全力で逃げろよ?」


ね「そんなに心配なら一緒に来ればいいじゃぁ〜んwでもここからならすぐ近いから大丈夫!!」


僕「それはそうだね。じゃあまた家でね」


ね「わかったー!!またね〜!!」


わ&ラ「ばいばーい!!!」


今日のことを振り返っても改めて幸せなんだなと感じた。


大事な家族に囲まれながら過ごせる日常に、この人生に、僕は深く感謝した。


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