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#2 俺の日常

ホロライブの夢小説です。

あくまで個人的主観、妄想が激しいので苦手な方はブラウザバックを推奨します。

家族設定のホロメンも出ますが苗字などの細かいところは気にしないでください……

また著しくホロメンのイメージを崩してしまう恐れがありますが、もしも自分が主人公だったらと一緒に妄想を共有出来たら嬉しいです!

PPPPPPP…カチャ


突如として夢の世界から引きずり出された俺は仕方なく体を起こす。

重い瞼を擦りカーテンを開けると、否が応でも一日が始まったことを自覚する程に眩しく太陽の日差しが部屋中を包み込む。


部屋を出ると廊下には豚骨臭が充満し一日の始まりを再度自覚する。


1階の台所を覗き込むとそこには父の姿があった


獅白ぼたん「今回はちょい豚骨が強すぎるな…長ネギももう少し入れて臭み取らないとだな…おお、起きたか。」


獅白ぼたん。俺のお父さんだ。毎朝誰よりも早く起きてラーメンの研究をしている。ちなみにラーメン屋を営んでいる訳でもないしそれが常に食卓に並ぶこともない。単なる趣味だったりする。


俺「今日はどんな感じ?」


ぼ「んーちょっと豚骨が強すぎて大味過ぎるかもなぁ。あ、そろそろお母さんとあの子たち起こしに行って欲しいかも」


俺「わかった」


父さんはそう言うとラーメンは別に朝食の準備をし始めた。


とりあえずはお母さんを起こしに行こうと両親の部屋を訪れた。


俺「母さん、もう朝だよ。」


白上フブキ「おっもうそんな時間ですか!それじゃそろそろ終わりにしますかー」


白上フブキ。俺のお母さん。いつ寝てるのか分からないくらいのゲーマーで今日も完徹のようだ。一応教職員なんだけどな…


フ「あ、そういえば今度イベクエ行くんですけど一緒にやりますか?」


俺「別にいいけど朝まではやらないよ?」


そろそろ朝の準備をするよう促し姉や妹達を起こしに廊下に出た。


まずは長女から…ここからは俺の堪忍袋の見せ所だ…


ガチャ。


部屋のドアを開けるとそこには案の定布団に蹲る姉の姿があった。


俺「おーい。もう朝だよ。今日は平日だから仕事あるんだからなー」


癒月ちょこ「ん…えぇもう朝…あと少しだけぇ…寝てていーい?」


癒月ちょこ。この家の長女で俺の姉だ。スタイル抜群な上にセンシティブな言動が目立つから毎朝起こす度ヒヤヒヤしている。


俺「ダメに決まってるだろ?このまま寝てたら今日の朝食はラーメンかもなぁ」


ち「がちぃ?うわっ目覚めたわ。今すぐ作ってくる!」


ちょこ姉はそう言うと急いで着替えて台所へ駆けて行った。


ミッション1クリア。


もう1人のポンコツ姉ちゃんを起こすため姉のドアを開けた。


俺「朝だぞーってどう寝たらそうなるんだ…」


ロボ子「………お、おはよ…なにこれ…」


ロボ子。うちの次女でもう1人の姉。なんだが、今はケーブルを体に巻き散らかして布団の上に横たわっている。正直たまに本当は妹なんじゃないかと思うくらい世話を焼かされてる。


ロ「なんでこんなになっちゃうのぉ!」


俺「あーもう朝からこんなにして…」


ケーブルを片付けながらふと机に目を向けるとそこにはテスト用紙が乱雑に置かれていた。


一応我が家の半分は教職員でロボ子姉もその1人である。


そしてこれは…


俺「これこないだのテスト用紙?」


ロ「そうそう!点数着けて今日配るんだぁ」


俺「ふーん。…あ、ここ正解なのにチェック付いてる」


ロ「ぇ」


絶望の顔をしている姉を無視し、俺は廊下を出た。そう、俺は何も見てない。


残り2人は妹達だ。


まずは3女の妹…なんだが、既に起きているみたいだ


赤井はあと「はーちゃまっちゃま~!お兄ちゃんおはよ!」


赤井はあと。うちの3女で妹だ。いつも元気で見ていて微笑ましくなる。たまに家事を手伝おうとしてくれるが料理だけはさせないようにしている。何があるか分からないからだ。


俺「おはよ。今日も元気だな。」


は「うん!今日はねぇ家庭科の授業があるから今から楽しみなの!休み時間お兄ちゃんにも私に行くね!」


俺「わーそれはありがたいなーたのしみだ!」


俺の人生今日で終わりかもな…


はあとの部屋を後にし残る末っ子を起こしにいく。


部屋を覗くとそこには天蓋カーテンに囲われたベットの上で寝てる姿が見えた。


俺「おはよー。もう朝だぞー。」


姫森ルーナ「んぅ…もう朝なのら…?まだ寝ててーのらぁ。」


姫森ルーナ。うちの末っ子でうちのお姫様だ。あの厄介な3人を起こしたあとこの天使を起こすと不思議と堪忍袋の緒が締まる。


俺「今日も学校でたくさん遊ぶんだろー?起きなくていいのか?」


ルー「それは嫌なのらから今からおきるのら…起きるのらぁ…」


俺はそう言って再び夢の中へ行きそうになるルーナを起こし手を繋いでリビングへ向かった。


朝食は既にできており、父さんとちょこ姉2人で即席とは思えないレベルのご飯を作り上げていた。まあほとんどちょこ姉が作ったみたいだけど。


そんなこんなで俺の日常。このホロライブ市の朝が始まった。


―――――――――――――――――――――――――


俺が働いている私立ホロライブ学園は小中高一貫となっており、通学通学は家族総出になる事が大半だ。


フブキ母さん、ちょこ姉、ロボ子姉、俺は教員。

はあとは高校、ルーナは小学校にそれぞれ通っている。

まあ俺は教員ではなく用務員なんだが。


ぼたん父さんは謎だ。毎日何をしているか分からないがとりあえず働いてはいる。らしい。


因みにフブキお母さんは小学校の先生でルーナと手を繋ぎながら小学校の校門を潜っている。


―――――――――――――――――――――――――


用務室に入るとそこには出入りの名簿や提出期限のある用紙が数枚。あとは雑用に使う道具がまばらに置かれている。


ここには先輩用務員が1人いるが、ほとんど朝から来る事はない。だから必然的に業務は俺がすることになるが、おかげで仕事を完璧に独学で覚えた。


朝の準備をしていると(と言っても早急にする事はない)用務室のドアが開いた。


ポルカ「おぉなんだ、獅白の倅か。朝からテキパキと偉いねぇ」


尾丸ポルカ。用務員の先輩で父さんの友達だ。小さい頃から面識があり、今後教員をするのにまずは小さなことから勉強すると良いと半ば強引に用務員に推薦された。


今思うと仕事が面倒だから押し付けたいだけなんじゃ…とつい勘ぐってしまう。


俺「おはようございます。今日は早いですね。」


ポ「そうなんだよぉ!うちの子が起こしてくれてさぁ!仕方なく朝から来たってわけ」


俺「いや仕方なくないでしょ!これ、仕事。」


ポ「かぁー!そういうしっかりしてるとこ獅白に似たなぁお前!」


俺「そうですかね…」


父さんがしっかりしてるってイメージは少し遠い気がする。しっかりしてると言うか、ちゃっかりしてるって言うか…


ポ「まあ朝から仕事してもすぐ終わって暇になるだろうからさ、茶でも飲もうや!」


俺「いや、しますよ?仕事。」


えぇ~と駄々を捏ねる上司をなだめ、結果ほとんど俺が作業をすると既に学生の下校時間になっていた。



帰り支度を済ませ来校者のリストをチェックしているとおもむろにポルカさんは生徒に話しかけていた。


ポルカ「おお!今帰りー?」


僕「うん、そうだよ。もう頭痛は大丈夫なの?」


ポルカさんの息子で小さい頃から面倒を見ていたから弟のような存在だ。


ポルカ「あんもう大丈夫大丈夫!元気過ぎて用務の仕事すぐ終わっちゃってさぁ、頭おかしくなるところだったわ!」


今朝のダルそうな雰囲気はどこへ行ったのか、ハツラツとした表情で豪快に笑うポルカさん。これでこそ我が上司だ…


俺「でもその作業ほとんど俺がやりましたよ…」


ポルカ「あーん?そんなこといちいち気にすんな!若いうち色々仕事覚えなきゃいけないだろ?お前はァ」


いやもう覚えたわ!なんて言葉をグッと押し殺し父さんの言伝を思い出した俺は話を変えた。


俺「そういえば父さんが今度ラーメン食いに来いですって」


ポ「お!じゃあ今度食べに行くしかないな!お前も来い!」


半ば強制的に僕くんも来ることになったが内心嬉しそうな顔をしている。俺も嬉しい。



そんなこんなで俺の日常は毎日彩り溢れている。


これが俺の日常。俺たちの毎日だ。




とあるおでん屋にて~


?「うんうん。」


学園方面を見つめ、今日もおでん屋店主は微笑むのであった。




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