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悪魔祓いの旅路録  作者: 日朝 柳
悪魔の王様

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17/110

勝利

「解くぞ」

彼の時間が動き始め、空振りによる風圧が轟く。

「エンチャント!」

あらゆる能力値の上昇と下降を行う魔法。サポート系の魔法を使う人ならではの戦い方だな。

関心しながら見守っていると、

「ステルス!」

彼女の姿がだんだんと景色と同化していき、見えなくなった。

これは凄いな。相手を弱体化させるかつ自分の能力を向上させて、さらに相手からは見えなくなる。これなら子供のアイラでも勝てるかもしれない。

傍から見ると、彼はどこからともなく現れる拳に殴られたり、地面に引きずり込まれたりしている。さっきまで余裕だった彼の表情も曇り始める。

「俺もそろそろ魔法を使うぞ」

急に空気が変わった。ひしひしと凍りつくような空気に変わる。

いや、実際に空気が冷えている。さっきまでのどかで暖かい陽気な天気だったが、雲が現れ雪が降り始める。気温もかなり下がり、薄着をしていた僕は白い息を吐きながら震える。

「寒い!」

あっという間に雪が積もり、一面の銀世界が出来上がる。雪がやむと、彼はゆっくりと歩き始める。彼の歩く先を見るとそこには足跡が残っていた。

そうか!雪に足跡が残っていればアイラが見えなくても居場所がわかるということか。

「アイラ、彼にもう居場所はバレている。急いでケリをつけないとまずいよ」

すると地面がグラグラと揺れ始め、彼の周りの地面が盛り下がっていく。

だが彼はそこから逃げようとしない。されるがままにどんどんと地上から引き剥がされていく。

よく見ると彼は体を動かそうとしていた。ということは彼女の拘束魔法ということだ。

何も出来ないまま彼は下へ下へと行き、やがて見えなくなった。

「トドメです」

いつの間にか隣にいたアイラが杖をその地面に向けると、穴の周りの地面が崩れて穴の中へ入っていく。いつしか穴は埋まっていき、大きなクレーターとなって彼の姿は見る影もなくなった。


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