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怪談 しゃれこうべ  作者: 小山志乃
345/365

溝出の噺


 東京を江戸と申した時分のお話。


 とある貧乏人が病の末に死んだ。身寄りもなく、困った近所の者たちは葛篭に亡骸を押し込み、道端に放り捨てた。


 風雨にさらされている内に、皮は剥がれ、肉は腐り、白骨が剥き出しとなっていった。


 すると、その骨は肉を脱ぎ捨てて夜な夜な一人で立ち上がり、さも楽し気に喜びの歌を歌い踊った。


 これは『溝出(みぞいだし)』と呼ばれており、どんな者でも遺体を粗末に扱われると怪異をともなって現れるという。


 ◇


 Q 溝出は捨てられたその場から動くことはできない。それは何故か?


 A 肉離れしてるから。


読んでいただきありがとうございます。


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