表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
怪談 しゃれこうべ  作者: 小山志乃
295/365

豆腐小僧の噺


 東京を江戸と申した時分のお話。


 江戸の町に一つの妖怪の噂が流れた。


 夜に往来を歩いていると、前の方から誰かがこちらに向かって歩いてくるのに気が付く。よく見てみれば、それは子供のような背格好をしている。雨が降っている訳でもないのに笠を被り、どういう訳だかお盆を両手で持ち、その上には大事そうに豆腐が一丁ばかし乗っかているのだそうな。


 豆腐を持って江戸の町を行ったり来たりするだけで人間を驚かせたり、悪さを働くことは一切しない。


 これこそが、誰も怖がらないのに江戸の庶民にその名を知らしめた妖怪『豆腐小僧(とうふこぞう)』である。


 Q 豆腐小僧はどうして豆腐を持っているの?


 A 一丁前の妖怪になりたいから。


読んでいただきありがとうございます。


感想、レビュー、評価、ブックマークなどして頂けると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ