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青坊主の噺
東京を江戸と申した時分のお話。
青とは若さや未熟さを表す色である。この『青坊主』という妖怪は坊主に至る前のまだ未熟な坊主であると考えられている。
◆
ある日の夜中。
青坊主が町を歩いていると、見知らぬ妖怪に話しかけられた。あまりにも気さくに話しかけてくるのだが、全く見覚えのない妖怪だったので、青坊主は懸命に否認した。
「ではあなたは本当に私の知っている、青坊主さんではないんですか?」
「ええ。何のかかわりもない赤の坊主です」
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