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第2話:お約束?

さっそく更新です。

評価や感想、待ってます!

僕と楓は、京王高校(けいおうこうこう)に、菫は京王中学に向かって、歩いているところである。あっ、京王高校っていうのは、僕らがこれから通う学校ことだよ。


「ついに私達も高校生か……。」


「うん。 なんだかまだ高校生になった実感が湧かないんだよね〜。」


「あっ! それわかるわかる。 なんだかまだ中3って感じがするだよね〜。」


と、2人で浸っていると


「いいな〜。 早く私も高校生になって憂兄やカエ姉と同じ学校に通いたいな〜。」


楓がぼやきだしだ


「何言ってるんだよ菫。 京王は中学も高校も場所近いだろ。」


そう。京王は中学と高校が隣同士であるため、通学路はほとんど同じ。だから、僕らは3人で登校しているのだ。


「確かにそうだけど……。 近くても同じ学校に通うのと通わないのでは大きな違いがあるの!」


「そんなもんかな〜。 僕には理解できないや。 楓は?」

「私? ん〜、私は菫ちゃんの気持ち、なんとなくわかるよ。」


「だよね!」


菫は同じように感じる人がいてうれしいみたいだ。僕からしたら全然理解できないけどね……。


「とにかく! そ〜ゆ〜訳だから、私は早く高校生になりたいの!」


「ふ〜ん」


適当に返事して歩いてると曲がり角で


ドンッ!


「キャッ!」


「いてっ」


バサバサバサ……


誰かとぶつかったみたいだ。僕は慌てて、目の前で尻餅ついてる女の子に手を差し伸べた。


「大丈夫?」


僕が心配して聞いてみると


「はい、大丈夫です。」


と言って、僕の手を取って立ち上がった


「あっ」


その時女の子は、自分の荷物がバラバラになってるのに気がついたようだ。


「ご、ごめん! すぐ拾うから。」


「い、いえ、わざわざ拾ってくれなくても大丈夫ですよ。」


ものすごく申し訳なさそうな顔で言ってきた。


「いえ、僕がバラバラにしたようなものですからおきになさらず。 ……はい! 拾い終えましたよ。」


「あ、ありがとうございます! この恩はいつか返します!」


「えっ!? い、いや、そこまでしなくても……。」


さすがにこれぐらいのことで恩を返すとか言われたから、僕はかなり驚いた。


「いえ、必ず返します。 それでは私は行きますね。」


「あっ、はい。」


その後あの子は僕らが来た道を戻って行った。


「ねぇ、憂。 あの子、私達と同じ制服着てたよね? なんであっちに行くのかな?」


確かに。なんであの子はあっちに行くんだろ?学校とは逆方向なのに。


「さ〜? 何か用事でもあるんじゃないの?」


あれこれ考えていると


「とりあえず今は早く学校に行こ、憂兄、カエ姉。」


菫によって現実に戻された。確かに、今は考えるだけ無駄だし早く学校に行った方がいいな。


「そうだな。 さっさと学校に行くか。」




「「うん(!)」」








それからは、何事もなく学校に着くことができた。


「それじゃ、ここでお別れだな、菫。」


「ここまでだね、菫ちゃん。」


2人で菫に別れを告げると


「うん。 帰りは一緒に帰ろうね。」


「わかった。」


菫と、帰る約束をして別れた。


「さて、僕たちも早く行って、クラスを調べないとね。」


「そうね。」


僕たちは、クラス発表をしているところに向かったのだが……


「……予想通り、人がたくさんだな。」


「……そうね。」


クラス発表は、大きなホワイトボードに貼ってある紙に書かれてるみたいだが、前にたくさんの人いた。


「ど〜しよ楓? このままじゃクラスわからないよ?」


「そうね……。」


2人は、クラス発表が見えなくて困っていた。


「このまま人が減るの待つ?」


「それ、いつになるかわからないじゃない。」


「でも今のところ、他になんとかする方法なくない?」


「う〜〜ん……。 待つしかないのかなぁ……。」


あーだこーだと悩んでいると


「おーーーーい!!」


「ん?」


「おーーい、憂ーー!」


「あっ、雅瑠。」


僕の名前呼ぶ男の子、名前は嶋瀬雅瑠(しませまさる。容姿は、かなり整っていて、告白されてるところを何回も目撃してる。そして、憂の一番の親友でもある。)は、こっちに向かって走っていた。


「おっす、憂。 楓ちゃんもおは。」


「おはよ、雅瑠。」


「おはよう、雅瑠。」


「っで、ど〜したの雅瑠?」


挨拶を済まして、呼ばれたわけを聞くと


「お前ら、クラス発表見れなくて困ってるやろ? ちゃんとみんなの分見てきたで。」


「え!? ほんと? ありがと。」


「ありがとう、雅瑠。」


「それで、僕たちのクラスは?」

僕は早速聞いてみるた


「クラスはB組。 3人とも一緒やで。」


「へ〜。 これで学校生活も少しは安心かな。」


「そうね。 少しでも知り合いがいるのは、安心するね。」


みんな一緒だと知って、僕も楓も、だいぶ心に余裕を持つことができた。


「さて、みんなクラスもわかったことやし、教室にでも移動すっか。」


「うん、行こうか。」


「そうね。」


僕たちは、もうここに用はなくなったから、クラスに向けて歩き出した。

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