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第16話:休憩

何だか更新がすごい遅くなってる……。

読んでる方々、すいませんでした!

最近どうも続きが思い浮かばなくて……。

次はいつになるかなんて予想出来ませんが、できるだけ早くしますのでどうか見放さないで下さい。

さて、楓を呼ぼうと思ったのはいいけどどこにいるかわからないね。こ〜ゆ〜時こそ雅瑠だね!


「雅瑠〜、楓どこにいるか知ってる?」


「楓か?、いや、知らないぞ。 てかなんで俺に聞く。」


なんでって……。そんなの決まってるじゃないか!


「雅瑠なら知ってると思ったからだよ。」


「お前……、俺を何だと思ってる?」


「なんでも知ってる変わった人。」


「はぁ〜。 俺は普通の高校生だ。」


絶対嘘だ。昔からちょっと変わってるな〜って感じてたんだから、今更普通の高校生とか考えられない。でもそれを言っても勘違いとか気のせいとか言って、絶対に肯定しないから言うだけ無駄だね。それよりも楓を探さないと……。どこにいるのかな?って普通にグランドで友達と話してるよ……。なんで気づかなかったんだ……?ま〜とにかく呼びに行くか。


「お〜い、楓〜。」


「ん? 憂?」


おー!ちゃんと聞こえたよ!結構耳良いね。


「何か用?」


「休憩の間みんなで話でもしないかな〜って。 紹介したい人もいるし。」


「うん、いいわよ。」


よし、楓は問題なく誘えたぞ。後はどこで話をするかだけど……。あの大きな木の下にでもしようかな。日陰だし、グランドも良く見渡せるし。


「ならあそこの大きな木の下に行こ。」


「ええ。」


さて、雅瑠たちはっと………いたいた。


「おーい! 雅瑠ー! あの大きな木の下に来てー!」


「おー!」


雅瑠にも言ったし早く行くかな。


「ねぇ憂。 紹介したい人って誰?」


「ん? それは会ってからのお楽しみ。」


「そう。 なら早く行きましょ。」


「うん。」


楓は気になるみたいだ。ま〜分かるけど。


「憂、楓、遅いぞ。」


「早いね雅瑠。」


「ま〜な。 そんなことより京也を楓に紹介するんだろ。」


「うん。」


「京也?」


いきなり知らない名前が出て疑問に思う楓。でもそんなことは気にしない。


「京也。」


「……うん。 ……はじめ、まして。 ……七井京也、です。」


いつもよりちょっとたどたどしいかな?やっぱり緊張してるのかな……。


「初めまして、羽崎楓よ よろしく。」


「……よろしく。」


挨拶をした二人は握手をしている。悪くない雰囲気だね。


「楓、せっかくだし京也の友達になってくれない?」


「……それは、迷惑かと。」


京也はいきなり友達になるのに少し抵抗があるみたいだけど……。それも気にしない。


「どうかな楓?」


「別に良いわよ。 そもそも友達になるつもりだったから握手したんじゃない。」


あの握手にはそんな意味があったのか……。京也はどんな反応かな?


「……ありがとう。」


顔が少し赤いけど嬉しそうだ。よかったよかった。


「なら私のことは楓って呼んで良いわよ。 みんな呼んでるし。 私もあんたのこと京也って呼ぶから。」


「……うん。」


二人の話が終わると、みんなでさっきの試合の話を適当にしていた。そしてふと試合中に気になったことを話してみた。


「そ〜いえば試合の最初の方の時に、茜先輩が窓からこっち見てたの雅瑠は知ってる?」


「いや、知らないが。 そもそも茜先輩とやらが誰か分からん。」


「それもそうだね。」


ならあれはなんだったんだろう?後で聞いてみよう。


「それはな、私が暇だったから憂の活躍を見ていたのだよ。」


「「え?」」


いきなり後ろから噂の人物らしき人の声が聞こえた気が……。振り向いてみるとそこには噂の茜先輩がいた。


「あ、茜先輩!? なんでここに!?」


「教室にいても暇だったから窓から外を見てると、憂とその友達らしき人達が楽しそうに話してるではないか! だから私も混ぜてもらおうと思って来たんだ。」


そ、そんな理由でかよ……。


「ち、ちなみにいつからいました?」


「そこの二人が握手をしてる時からいたぞ。」


「かなり前からいたじゃん! なんで一言言ってくれなかったの!?」


なんで何も言わずに見てるんだ……。おかげで全然気づけなかったよ……。


「言おうと思ったんだけどな、何となく話しかけずらくてそのままズルズルと。」


そうだったのか。ま〜4人で楽しげに話している所に水をさすのは気が引けるってのはよく分かるけどさ。あれ?


「茜先輩さっき、みんなが楽しそうに話してるから混ぜて貰う為に来たって言ってませんでした?」


「あぁ、確かに言ったな。」


あっさり肯定してるよこの先輩……。


「それなのに話しかけずらかったからって何も言わなかったら来た意味無いじゃないですか。」


「確かにそうだな。 だがいざ話しかけようかと思うと戸惑ってしまってな……。 そしてたまたま私の話が出てきたから、これを気に登場させて貰ったのだ。」


そうだったのか……。何も言わなかった茜先輩も悪いと思うけど、ずっと近くにいて気づかなかった僕たちも悪かったな……。


「茜先輩、すいませんでした。」


「気にするな。 何も言わなかった私も悪いんだから。」


茜先輩も悪いと思ってるのか。ならこのことはもう気にしないでおこう。それよりも……。


「それで茜先輩、さっきの話なんですが……。」


「憂、それを話す前にそこの4人を紹介してくれないか?」


あっ、そういえばいきなりの茜先輩の登場でみんなのこと忘れてたよ……。ちゃんと紹介しないとってちょっと待て。4人って誰だ?話していたのは僕と楓と雅瑠と京也、この4人で茜先輩の目の前にいる僕は知ってるから紹介する必要がないから、紹介するのは3人で良いはず……。4人目って誰だ?


「茜先輩、4人って誰ですか?」


「誰って、そこに4人で座ってこっちを見てる人達の事だ。」


茜先輩が指差す方を見てみるとそこには楓と雅瑠と京也と茉莉がいた。って茉莉!?いつの間に!?いつからいたんだよ……。でもこれで4人の意味が分かったぞ。


「とりあえず4人いるのは分かりました。」


「そうか。 なら早速紹介してくれ。」


「その前にちょっと待てくれませんか?」


紹介する前にみんなと少し話したいことあるし。


「あぁいいぞ。 ただあんまり待たせるなよ。」


「はい。」


茜先輩の許可も貰ったし一旦みんなの所に行くか。


「あっ、おかえり憂。」


「……おかえり。」


「ようやく戻ってきたか。」


「憂さんこんにちわ。」


「只今みんな。 それで少し聞きたいことがあるんだけど。」


「どうした?」


茜先輩も待ってるから手短に終わらせるか。


「まず一つ目、茉莉はいつからいたの?」


「茉莉はお前が茜先輩とやらと話し始めたと同時にこっちに来たんだ。 その時に京也と挨拶も交わして、みんなでダベってたんだ。」


あの時か……。てかもう紹介済ましたみたいだからこれについては聞く必要が無くなったな。


「じゃあもう一つ。 茜先輩がみんなを紹介してって言ってるからみんな来てほしいんだけど。」


これは質問じゃなくてお願いだね。みんなならきっとOKするとは思うけど、それでも勝手に決めるのは良くないしね。


「俺は良いぞ。 お前たちは?」


「私も良いわよ。」


「私も大丈夫です。」


「……おっけー。」


「よし! なら早く行こ。 茜先輩が待ちくたびれちゃうから。」


良かった、みんな快くOKしてくれた。後はお互いに紹介して、仲良くなってくれればラッキーだね。


「茜先輩、お待たせしました。」


「あぁ、なら早速こちらから自己紹介しよう。 私は2年の鞠維茜だ。 この学校の生徒会長を勤めている。」


僕の時と殆ど変わらない紹介だね。ま〜相手にする人によって一々変えていたら面倒で仕方ないけど。


「ならまずは俺から。 俺は嶋瀬雅瑠、憂の幼馴染みで一番の親友だ。」


「次は私ね。 私は羽崎楓って言います。 雅瑠と憂と幼馴染みです。」


「……僕は七井京也。」


「最後は私ですね。 私は波場白茉莉です。 みなさんとは友達な関係です。」


これでお互いに自己紹介も終わったかな。さて、これからどうするのかな?


「茜先輩、これからどうするんですか?」


「ん? みんなと親睦を深めるために話し合うつもりだが。」


茜先輩はみんなと友達になるつもりなのかな?僕としては大歓迎だしみんなも悪くは思ってないだろうからいっか。って!


「茜先輩! 時間時間!」


「時間がどうかしたのか?」


「もうすぐ授業始まりますよ! 早く戻らないと!」


「あぁ、そのことか。 気にするな、次の授業はサボるから。」


何あっさりサボるとか言ってるの!普通ダメじゃん!


「サボるとか……。 大丈夫なんですか?」


「ん? 何がだ?」



「サボったら次から授業についていけなくなりますよ?」


これは茜先輩の学年なら結構重要であるはず。確かに3年も大事だけど、2年の時のほうが勉強する内容は大事って聞いた気が……。


「それも問題はない。 今やってるところはすでに完璧だから、今更授業など受けなくても大丈夫なのだよ。」


「……そうですか。 茜先輩がそこまで言うなら僕はもう気にしません。」


これ以上は何を言っても無駄だろうし。ならこの状況を出来る限り楽しむことを考えないとね。


「うむ、気にしないでくれ。」


「そう言うわけだからみんな、今から6人で話でもしよっか。」


「おう。」


「ええ。」


「はい。」


「……うん。」


みんなも賛成して、6人で会話してお互いに親睦を深めることにした。

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