第11話:成績
今回も短いです。
あと、9月に入ったら学校が始まりますので更新が遅くなりますが、気長に待ってくれたら嬉しいです。
今、昼ご飯を食べ終えて教室に向かってるのだけど。この学校昼休み長いな……。別に1時間もいらないだろ。あるに越したことはないけどね。
「今からど〜しよ〜……。」
あっ、せっかく時間あることだし、あの時の疑問茉莉に聞こうっと。茉莉は教室かな?とりあえず早く教室に行こ。
ガラガラガラ
「ただいま〜。」
「あっ、憂。 おかえりー。」
「憂か、おかえり。」
「憂さん、おかえりなさい。」
楓、雅瑠、茉莉の順番に返事をしてくれた。さて、そんなに時間があるわけでもないし、早速聞くとするか。
「ねぇ茉莉。 茉莉って頭いいの?」
「ふぇ?」
「あっ、それ私もちょっと気になる。 授業で当てられても迷わず答えてるもんね。」
「い、いえ。 そんなに良くはありませんよ。」
顔を赤くしてあたふたする茉莉って可愛いな。って和んでる場合じゃなかった。
「でも悪くはないんだよね?」
「は、はい。」
「ちなみに、茉莉は入試を2位で通ってるぞ。」
「「ええ!?」」
僕と楓は綺麗にハモった。頭良さそうとは思ったけどまさかそこまでとは……。ってかなんで雅瑠は知ってるんだ!?
「ま、雅瑠はなんでそんなこと知ってるの?」
「ふっ、企業秘密さ。」
企業秘密って……。雅瑠はどこかに属してるか……?ま〜雅瑠に関しては、今に始まったことじゃないからいいとして。
「でも、茉莉がそこまで頭良いとは正直思ってなかったよ。」
「ええ。 頭良さそうとは思ったけど、まさか2位だなんて……。」
「た、たまたまですよ。 私なんてまだまだですよ。」
「たまたまでも2位には普通ならないって……。 そしてその茉莉ですらまだまだってことは……。 僕たちはなんなんだろうね……?」
「そうね……。」
「おいおい、オレを仲間にしないでくれよ。 俺は5位だぞ。」
「「ええぇぇ!!??」」
ま、まさか雅瑠が5位だったなんて……。
「なんだお前等意外そうに。 俺が頭良いのは知ってるだろ。」
「知ってるけどそこまでとは思ってなかった……。」
「そうね……。 30位前後だと思ってたわ。」
「ま〜今回は山が結構当たったから運もあったな。」
それにしても茉莉が2位で、雅瑠が5位か……。それに加えて茜先輩。僕の周り、頭良い人多すぎだよ……。
キーンコーンカーンコーン
「おっ、予鈴か。 そろそろ席に戻るか。」
「そうだね。」
「そうね。」
「そうですね。」
予鈴が鳴ったから、僕たちは席に戻り、僕は予習をして待つことにした。
キーンコーンカーンコーン
ガラガラガラ
「ようしお前等、SHR始めるぞ。 連絡事項はなし、終わり。 委員長!」
「起立、気をつけ、礼。」
「「さようなら。」」
「うむ。」
ガラガラガラ
先生は満足そうに帰っていった。ってかSHR短すぎだろ……。数秒だったぞ……。
「さて、これからど〜するんだ、憂。」
「ん〜今日はもう用事はないと思うから、普通に帰るつもり。」
「ならどこか寄り道でもするか?」
「どこかってどこ?」
どこか行くあてでもあるのかな?
「カラオケ、ボーリング、ゲーセン、お前の家、どれがいい?」
「ちょちょちょ!」
「蝶々?」
「違う! なんで候補の中に僕の家が入ってるの!?」
なんか普通に入ってたから一瞬見逃しそうになったけど、さすがに気が付くよ。行く所に僕の家が入ってるのがすごい謎だよ……。
「お前の家はノリだ。」
「そうか……。」
ならどこにしよう?ん〜……。
「今日は2人でゲーセンに行かない?」
「おっけ〜。 早速行こうぜ。」
「うん。」
今日は雅瑠と2人でどこか行きたかったから、ゲーセンに行くことにした。
ガヤガヤガヤ
「ここはいつも賑やかだな〜。」
「賑やかじゃないゲーセンをオレは見てみたいぞ。」
そんなのがあったら僕も見てみたいな。ちなみに僕たちは今、アーケードゲームが置いてるゲーセンに来ている。
「さ〜てと、何しようかな〜。」
「ど〜やら最近、新しいのも入荷したらしいぞ。」
「へ〜、ちょっと見てみたいな〜。」
そんな感じで、僕たちはゲーセンで遊んでから帰った。少し帰るのが遅くなりすぎて、怒られたのは余談だ。