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限界を超えた者

おぞましくその眼光を光らせ、

蘇った異形の者たちはラリクに襲いかかる、

遅い、先頭を切り襲いかかったアンデットの首を

切り飛ばす、

飛んだ頭骨からは赤い輝きは失われた、

リザクレションの効果が切れたのだろう、

二つの骨が融合したような骨の怪物が殴り掛かってきた、こいつは早い、

あっという間に俺の近くにまで飛んできた、

四つ足、2人の骨が合わさっていた、

カタカタと骨をならし、こちらを嘲笑う、

微笑、その異形に薄い笑みを返し、

切り抜く、

刹那、

20は居たであろう異形が崩れ去る、

限界突破リミテッドオーバー』、

一時的に普段の限界を超え、

己の体が壊れる寸前まで力を引き上げる能力、


たとえ、ここで己の体が朽ちようと戦いをやめる

ことはしない、

先ほどまで共に、夢、希望を語り合い、

笑いあった者たちはもう居ない、

それに対しての 憎しみ、憎悪、殺意、

そして、彼らの夢と希望が、

彼の体に渦巻き、


全てを魔力チカラと変えた、


「さぁ、もう逃げられはしない、

もっと前に姿を消すべきだったな、骨魔王よ、」


そう呟くと、彼の体から

魔力が零れ、赤く変化し、

彼の体の周りでオーラとして放たれる、

その溢れんばかりの力を手に、

彼はこう呟く、


「さぁ、皆殺しだ。」


彼は矢の如く骨魔王に駆けより、その首に向かい

、剣を振るう、

寸前のところで身を仰け反らせ避ける、

だが再び、斬り返しが首を狙う、

すると、その時自分の首に悪寒を感じ、

後へ飛び退く、

先程まで居たところには

ブレードの様な物が振りかざされていた、

ぞわりと体が震える、

もしもあのまま剣を振り抜けば、

骨魔王を殺せていただろうが、

変わりに俺が死んでいただろう、

どうやら敵にも余裕はないらしい、

ついに殿しんがりが現れた、

これでラストスパートだ、

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