衝突
ついに小鬼の軍隊が洞窟の前へと到着する、
おおよそ軍隊の数は200、王鬼は
軍隊の最下列に居る、
グギャッ!と声を上げそれを合図にゴブリン達が
一斉に洞窟に突撃する
まずゴブリン達が対峙するのは
数十のシザーゾンビ。
だが、たかが数十で数百を捌ける筈もなく
一気にシザーゾンビはゴブリンに押し倒され
踏み、裂き、そしてその死肉を喰らう、
すぐにシザーゾンビ達は、ゴブリンの群れに
引き込まれ骨も残さず消えた。
ゴブリンは単体では危険性は低いが
群れで居た場合は危険性はグンと上がる
さらにそこに高い知能を持つ統一者が居るとすると、
その軍は王国騎士団にも匹敵する力を持つ事となる。
次の関門は矢のトラップだ、
この次はボス部屋だが…
ここで大きな打撃を軍団に与えられた、
ゴブリンがスイッチを踏み入れ、時間差で
大量の弓矢が発射される
様々な方向へと飛び交う弓矢は、
ゴブリンの頭や体に突き刺さる
ゴブリン自体は知能は低くキングゴブリンに
統一されている、
単純な命令なら特に何も思う事無く
その事を実行へと移す。
まぁ、自己判断能力を持たないマシンの用な
物なのだ、
キングゴブリンの、何があろうと突き進めと言う
命令が仇となる
彼らは自己判断ができなく、そのまま死の待つ
弓矢飛び交う死地へと突き進む、
当然彼らは死に、死体の山が生まれて行く。
そこで高い知能を有するオーガが軍を止める、
そしてスイッチの上に、ゴブリンの死体を投げ
常に起動状態を維持するように細工をする
しばらくすると矢は弾切れとなる、
そうして再び軍団は動き始めた
そして…ダンジョンの最難関である
ダンジョンボスが待つボス部屋へと軍団は着く
大量のゴブリンが死に、数は減ったが、
再びあの瞬間が訪れる、最悪の瞬間が…
先ほどシザーゾンビを喰った一体のホブゴブリンが、
苦しみだす、
………進化だ
彼は雄大なる鬼の英雄、英雄鬼へと
進化した、彼は先ほどの無知な時とは違い
様々なことを把握した、
ここがただの洞窟では無いこと、
そしてこの扉の奥には。
今の自分と同格と思える、誇り高き剣士が居ることも、
把握した、
さあ、戦いだ と言わんばかりに鼻息を漏らす
重い扉が重低音を立てゆっくりと開く
そこには剣の腕を持つ剣士が居た。
その剣士の GAOOOOOooo! と言う
咆吼を戦いのゴングとし、
戦いの火蓋が切って落とされた。




