黒き殺戮者
まずい………
行けっブレードマンッ!奴を斬り裂け!!
GAOOOO!!! そう雄叫びを上げ
ブレードマンは走り出す、
ゾンビ共で足止めを図るが全然ダメだ、
まずい………………
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早く終わらせたいが…ゾンビの変異種が多いな…
ところどころ武器や鎧を付けた奴もいるし…
OO…妙な雄叫びが洞窟に反響する
バリバリとした強い殺気が猛スピードで
近づいてくる、
「何かが…来るッ!」
気づけば俺は蹴り上げられていた
ガンガンッと俺の黒鉄の鎧が当たり大きな音を立てる
「クッ…」
着地をした時さらにその怪物は俺を蹴ろうとする
「ッオラァ!」
足の力を振り絞り横へと転がり込む、
怪物は蹴りを空振りしブォンと言う風圧が壁に
ぶつかる
「我流剣技 横一…
俺が剣技を使おうとした時、奴の拳?いや
腕が剣のようになった物に斬られる
ギャギャッと不快な音を立て壁へと吹き飛ばれる
俺の体の骨の一部が軋み激痛を走らせる
「ッア!!」
ブゥンと再び腕剣が振り下ろされる
なんとか回避し、奴の腕剣は洞窟の壁へと
突き刺さった、この隙にヒールポーションを
飲み、痛みを緩和する
「我流剣技 鬼憑き」
ふわっと体が軽くなるような感覚が体を埋める
この状態なら…!!
奴が壁に足を付け一気に抜こうとする
タイミングは今ッ!
「我流剣技 一閃」
俺は猛スピードで奴の頭に斬りかかる
確かに手応えがあった
だが
奴はまだ生きていた、なんと足を主軸にして
壁を伝い1回転をしたのだ
俺の一閃を避けて、
だが、俺は決定打を与えられた
腕剣を片方斬ったのだ
とにかく奴も疲弊している、一旦街へと戻り
準備を整えるか……………
そうして黒衣の殺戮者は去っていった




