黒衣の冒険者
ガタガタと馬車に揺られ男は嘔吐いている、
「うぇ…やっぱ、馬車には慣れない…」
はぁ…やばい……つらい…
「だ…大丈夫すか!?」
馬乗りの男が心配そうに声を掛ける
「あ…あぁ大丈夫…うっぷ…」
(本当か!?)
どう見ても大丈夫じゃあない…そう思う程…
顔色は悪かった
しばらく沈黙が続き目的地へ着く
カルデアと言う小さな農村で、チーズが名産品で
王都でもカルデアチーズは高級品として、
売られている
「アンタはチーズでも買いに来たのかい?」
冗談混じりにそう笑いかける
「いや…ダンジョンの制覇だよ」
「!?本当か」
馬乗りは驚き気味でそう問う
「あ あぁ、そうだよ」
まぁ馬乗りがそう言うのも仕方ない
そもそもダンジョンで生き残ることも素人では
難しいのにこの少年は制覇をしようと言うのだ
せめてこの少年?は17程に見える。
「あー俺一様24なんで安心して下さい」
「24!?」
馬乗りは驚きっ放しですこし放心していた
気づくと男はお代を置いて馬車を降りていた
「…………………エルフ…?」
_________________
そうして一時間程たち男は
例の場所へと来ていた
ダンジョンマスターはその異様な男に気づいた
黒い衣を纏い漆黒のマントをなびかせ
懐かしい顔……………日本人の特徴を持つ男
確信を持てる こいつは同じ転生者だ。
その男は俺のダンジョンに入って来た
とにかくシンゾンビ隊を向かわせる
人員は10名 その中一人はリーダーであの
騎士団の鎧を付けさせ、剣も持たせている
うまいことシンゾンビ隊と男が接触した
5体のシンゾンビが一度に襲いかかる
「我流剣技 一閃」
そう男がつぶやき俺の目で追いつけない勢いで
シンゾンビを斬る
リーダーは鎧と剣で斬撃を受け、鎧と剣は斬れ
リーダーの上半身と下半身は分かれた
そして茶色い天井に紅い血花が咲いた
男は返り血を浴び紅く染まった
その男の剣は反り返るような形状、そして黒い
刃身を持つ………刀だ
男は刃の血を払い先に進む




