街の男とダンジョンの男
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その黒衣を纏った男はギルドの酒場ではなく
街外れにある小さい酒場に来ていた
「……はぁ…」
その男は鳥のもも肉のソテーを食べつつ
ふと溜め息を漏らす…
「うまい…」
そうは言っているが顔はどことなく不満げだった
それを見た店員は不安になり
すこし声をかける
「あの~…何かご不満が?」
男は黙っている……
(やっべー…なんか触れてはいけないとこふれた、!?)
店員はそう思うほど彼の顔は険悪だった
「……ん? あぁ!ごめん!話を聞いてなかった!」
男は先ほどの険悪そうな表情ではなく
普通の青少年のような笑顔で話す
店員は 恐らく冒険者にも事情があるのだろう
と考えを立てる
「すまんね! はい!これお代、ジャ!」
男はお代をカウンターに置き酒場から
急ぐ様子で出て行った
(…あんな冒険者もいんだな)
「またこいよー!!」
酒場のオヤジは大きく呼びかけた
男は頷く仕草を見せた
「へっ…生きて帰ってこいよ…ボウズ、」
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ダンジョン
……さっきから全然なにも来ねえ………
暇だしなけなしの400MPを使って
なんかしよう…
とにかくトラップを作ろう
…とにかく階層を増やすか
200Pを支払い新たな階層を創る
スイッチ式の矢のトラップを…
あの映画とかである赤外線レーザーの
網目見たいに弓矢の斜角を修正
そんで弓トラップを設置
一様計算してやってるからムズいw
さて…とこんなもんでいいかね
複数設置した弓はスイッチを統計し
一つでも押されたら全てが5発づつ発射されるよう仕込んである
あ…やべ…ポイントもうねえや
さてと…ヒマァ…




