Re:一
おかしい…うと、うととはするものの体は疲れてるのに一睡もできない。
寝返りを何度も何度もうってただベッドの中で寝れずに過ごす。
気が高ぶってるのか…腹が減ったのか…
「翔ーご飯食べちゃいなさい」
「今いくーー」
「ふぁ…ぁ…」
ご飯を食べて風呂に入ったらすぐ寝れるだろうと思い食卓に向かった。
「あーいい匂い…ハンバーグ大好き」
「たっくさんつくったから目一杯食べなさいよ」
「さっすが母さん!」
ホクホクとジャガイモが母さん特製のデミグラスソースと絡まって食欲をかきたてる。ハンバーグに箸をいれると肉汁がじゅわぁっと溢れ出す。
「あぁー、うまい!」
「でしょ?」
目一杯ハンバーグを食べて沸かしたての風呂に浸かる。
「ふぅーーー」
風呂の鏡を見ると首に痣ができていた。
「こんなとこ…うったかなぁ?」
よく見ると雫のような形になっていた。
押しても痛くない…なんとも言えない不気味な痣…
ザパアッと勢い良く浴槽から上がるとバスタオルで適当に体を乾かしてリビングに向かう
「翔、頭乾かしちゃいなさいよー」
「あー、はいはーい」
冷蔵庫から冷え冷えの麦茶をコップにそそぎ一気に飲み干す
「くっはぁぁああ!」
キーンと頭が痛くなるこの感覚
「そんな冷たいのばっかのんでたらお腹壊すわよ」
なんて小言を聞きながらまた一杯飲み干す
ブオオオンとドライヤーを強にして一気に髪の毛を乾かす
「今日も疲れたし、はやく寝るかな」
パジャマを着て窓を開けてベッドに入る
鈴虫の音やコオロギやらいろんな音がする
「あっついな…」
空をみながら今日のことを思い出す
財布が車に引かれてぺしゃんこになったことを思い出して思わず笑ってしまった
「こんなこと人生で1回しか経験しないよなぁ」
くぁああっと大きなあくびをして寝ようと目をつぶる
………
「うーん…」
ゴロン、と寝返りを何度もうっても寝れない。
あくびはでるし気持ちはとても眠い
体と心がまるで別々になった感覚になる
「ふぁ…ぁあ…」
何時だ?と思い時計を確認するともうとっくに日付は変わっていた
いつもならすぐに寝れるはずなのに全く眠気が来ない
これが不眠症ってやつか?なんて思いながら目をつぶる
目をつぶるだけで意識はハッキリとしている
うと…うと…とハッキリとした眠気がきて眠りにつこうとすると急に誰かに首を締められているような感覚に陥る
「か…はぁっ……」
ヒューヒューと過呼吸になり汗だくになり起き上がる
「はぁ…はぁ……んっはぁ……」
まるで誰かが自分を殺しにかかっているように思えて朝日が登るまで一睡もできずに明日を迎えてしまった




