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Re:眠死   作者: 蜜蜂
1/3

プロローグ

いつもと同じ帰り道。

むせ返るほど暑い。

遠くの方に蜃気楼が見える。


ミーンミンミンミンミーーン


首から背中へとつーーっと汗が落ちる。


「あっちぃ…」


アイスでも食べて帰ろう。

そう思って家の近くのコンビニに寄る事にした。


「いらっしゃいませー!」


涼しい、エアコンの風が体の火照りを冷やしてくれる。

アイスクリームにするか、シャーベットにするか…うーん。


「ありがとうございました!」


ウィーーーン


シャク、シャクとソーダ味のアイスを貪り食う。これぞ夏の醍醐味。


「おっと…」


財布を落とし、拾おうと屈んだ時、目の前が真っ暗になった。


ドンッ


鈍い音と鈍い痛みが体を走る

じわぁっと暖かい何かが体を湿らせる


なんだか、とても眠い。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(かける)…お前の大事な物、一番好きな物とお前の命を交換だ…」


「…はぁ?あんた…頭イカレてんじゃねぇか?」


「このまま…死んでもいいなら話は別だけどな、覚えてるだろ?ここに来る前に何があったのか」


「訳わがわかんねぇよ…お前…なにいってんだよ…夢だろ?なぁ!おい!」


「選べ翔。選択の時だ。」


「翔。睡眠と食欲と性欲。どれがお前にとって一番大事だ?」


「…欲……すい…みん欲…」


「OKだ、契約成立だ」


「う、わぁ!」




ブオオオン!


「あっぶねぇっ」


ドンッ!と後ろに尻餅をつく。


「あちゃー…財布引かれちゃった…」


ーーーズキン


あ…れ…頭が痛む…今…俺は何をしていたんだ…?


思い出せない。


「あぁ…暑い、帰ろう」


何か大事なことを忘れてる気がするけど何も思い出せない。帰ったら寝てしまおう。


「ただいま…」


「おかえり!遅かったわね!」


「うん、ちょっと昼寝してくる…」


ぼすん、と体をベッドに沈める。


うと…うと眠気がやってきた

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