胸の奥の居場所

2話

京都伏見の団地の一室。窓から柔らかい光が差し込む中、荷物を整理しながらスマートフォンに目を落とす。

美咲：「…あの募集、自然に惹かれてたのはこういうことかも」

(手元がわずかに震え、胸の奥が熱くなる。指先が画面に沿って自然に動き、体がほんのり前のめりになる。目の前の現実と、心の昂ぶりが交差し、この空間に馴染もうとする自分を感じる)

リビングの片隅で荷物を広げながら、肩を軽く丸め、背筋を伸ばすと胸の奥にじんわり温かさが広がる。

美月：「なんだか…体も心も自然に期待してしまう」

(指先が無意識に触れた物をそっと整え、胸の奥に小さな波が立つ。静かに心の奥で誰かに委ねたい気持ちが膨らむ)

無意識のうちにアダルト掲示板で住み込み先を探していたことを思い出す。体は微かに反応し、心は自然に納得する。

美咲：「男性宅で女性だけの募集に不安はあったけど…」

(肩の力が抜け、胸の奥の熱が背中まで伝わる。呼吸が少し早くなり、無意識に体が動く)

美月：「同性の人も一緒に来るし…自然に安心できる」

(胸の奥で熱が広がり、下腹に小さな震え。視線が少し画面から逸れても体が自然に反応し、静かな期待が心の中心に芽生える)

二人は顔を合わせずとも、同じ熱と期待を抱き、この空間での時間を自然に楽しもうとする。

言葉にはしないが、体も心も、自然にこの場に馴染み、誰かに委ねたくなる気持ちがゆっくり広がる。

美咲：「…不思議、でも心地いい」

(胸の奥で小さな波が押し寄せ、肩の力が抜ける。体全体が自然にゆるむ)

美月：「うん…落ち着く」

(呼吸が深くなり、胸の奥にじんわり温かさが広がる。目を閉じると、静かな期待と微かな従順心が生まれる)