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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約2ヶ月以上の間、更新されていません。

姫鎧

作者:シア
突如怪獣と呼ばれる存在が世界各地に出現する。
怪獣は人が密集しているところに出現する。
結果、世界中の船舶、飛行機、電車などの交通機関などやマンションなどの集合住宅は致命的な被害を受ける
それにより世界は大混乱に陥る
人々が絶望し始めたとき宇宙から来たハイメルを名乗る知的生命体が地球を訪れる
ハイメルは地球の人々に鎧化と呼ばれる技術を授ける
それは人を魂缶と呼ばれる小さなカプセルに圧縮し、その魂缶を使い鎧と呼ばれる人型の大きな人形を動かすというもの
この技術はただ大きな人形を動かすだけのものではなく、動力源となる魂缶の中身、魂が持つ力を物理現象として出力することで怪獣と呼ばれる存在と戦う力を授けた
それから人々は普通に、怪獣が現れる前と同じように暮らすようになった。それは人が多い場所に現れるという性質と、夜間は怪獣の出現確率が低くなり日中に比べ前述の性質が強くなるものであった
そうして怪獣の被害を抑えるため日中人が集まるところ、学校、会社、交通機関などに、鎧が配置される様になった
初の怪獣の出現から丁度5年が経ったときそれは起きた
怪獣の大侵行
民間人の死者は奇跡的に一人も出なかったものの
少なくない数の鎧が修復不可能な傷を負った

それから3年後新たなタイプの鎧、「姫鎧」がロールアウトされた。
それは、ハイメルから提供された鎧の製造法に未完の状態で含まれていた物で、人類が持っていた文化、技術、怪獣の研究データ、そして犠牲になった鎧の残骸から回収された破損したブラックボックスのデータによって、完成された。
姫鎧の製造には鎧同様魂缶と通常の素材の他に、魂缶に対応した破損したブラックボックスが必要であったため、損傷不可能な傷を正確に言えばブラックボックスを破損した為に修復が不可能であった鎧を対象にリビルドとして行われた。
姫鎧の特徴としては鎧より圧倒的に小さく人と同じサイズに抑えられていること、鎧と変わらない膂力、魂力の出力が挙げられる
そうして姫鎧が誕生して2年
最初にして最後の進行が起こった。
最後の侵略通称「回帰」は怪獣と鎧の消失を持って少ない被害で終わった。
それ以降、怪獣が出現することはなくなった。
すべての人々は喜んだ、怪獣に脅かされることのない「普通の日常」を、怪獣以外に消えたものの存在を忘れて。
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