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EP26異世界と発明と(仮)

★☆  検索ワードは 【野草飯】  ☆★

タイトル忘れてもこれで見つかります!


田村は夕食のために食材とビールを買い、異世界へ

異世界でドワーフ・パンチョと再会

田村は護衛役にパンチョを勧誘、市場へ向かう

道中、通貨の種類や価値をパンチョから教わる。

ドワーフ・パンチョは200歳超えのベテランだった。

田村はドワーフのポンチョを護衛に市場へ到着。

少し早い時間なので、まだ市場は閑散としていた。

いつもと違って、静かな市場。

お客もまばらで、開いている露店も少ない。

活気がない市場内を屋台のある場所へと進む。

ララの姉御が屋台の掃除をしている最中だった。


「よう、今日も来たね水売りの旦那。」

ララが持っていた箒を杖にしながら、軽口を叩く。

まだ屋台を開ける前なので、緊張感がない。

「今日は早いね。どうしたんだい。」

水を受け取りながら、ララが田村に尋ねた。

「いや、こっちでつくりたい料理があって。」

そう田村が言ったときに、

「じゃあ、わしはこれで。」

帰ろうとする、ドワーフのポンチョを呼び止めた。

「何だい、ドワーフなんか連れてきて。」

ララにポンチョを紹介する。

ついで、田村はポンチョに質問した。

「ポンチョ。ドワーフってのは鍛冶の達人なのか?」

「そりゃ、赤子の頃から鎚を持たされとるからの。」

ドワーフ異世界あるあるがここでも通じるようだ。

「それじゃあ、こんなものは作れるか。」

そういって、道端の土に絵を描き始める田村。

深鍋の中に三弾の凹形の層を書く。

下には逆凸の穴をつける。

高さは胸ぐらい、大きさは肩幅くらい。

そう説明すると、

「何じゃいこりゃ?」

ポンチョが田村に問うた。

姉御も興味があるのか、絵を覗いている。

「ろ過機さ、水を綺麗にする。」

「仕組みはどうなっておる?」

ドワーフのポンチョの目に好奇心の火がともる。

田村は説明した。


まず、毎回持ってくる水について、姉御に確認する。

血抜きで汚れた水は捨てているそうだ。

そこで、田村は市場までの道中に思いついた。

これ、水を濾せばどうにかなるんじゃないか。

第一、こんな重い水を背負っているのが面倒。

田村が来なくなったら、また、飯のまずい屋台に。

だから、濾して再利用できないかと。

姉御は感心しながら、田村の説明を聞いている。


そこで、ろ過機の登場。

流れは簡単。

血抜きして汚れた水を煮沸。

冷ました後にザルで水を濾す。

濾した水をしばらく放置すると下にはよごれが沈殿。

上澄みのきれいな水だけをろ過機に入れる。


ろ過機の仕組みは、

深鍋の一番上の層に小石を入れる。

二段目に砂。

三段目にできれば布。

最後に水瓶に落ちるようにする。

ろ過機にて水が濾されて、下にゆっくり溜まる。

溜まった水を再び、煮沸して、再利用。


「どうだ。できるか?」

「できるが、お代は?」

「さっきの酒、護衛だけで釣り合うとでも。」

言われて、ポンチョは頭を抱える。

「では、よろしく。」

そういうと、ドワーフの肩を田村はポンと叩いた。


姉御は目を丸くしていた。


姉御曰く、ドワーフにそんな物つくらせるのか?と。

田村曰く、代金はすでに払い済みだ。と。


ドワーフ製のものは何でも高価らしい。

普通は高貴な貴族が武器や防具を頼むのだとか。

頼んだとしても、受けてもらえない場合もある。

ドワーフ達の気分次第では金を積んでも拒否される。

高価で珍しいのだが、田村はあっさりと頼んだ。

・・・まあ、ポンチョだし。

・・・さっき、ビール奪われたし。

異世界人には無いノリだった。


「それで、何の料理が作りたいんだい。」

掃除が一段落したララが聞いてくる。

掃除を手伝っていた田村が、手を止めた。

「屋台が終わった後に、みんなで食べたいんだよ。」

そういいながら、屋台のおやじどもを見る。

「異国の料理食べたくないか?」

屋台のおやじ達の何人かがその声に答える。

「おう、兄ちゃんご馳走してくれるのか!」

「異国の料理、食べてみたいね!」

ララも答えて

「お代は払えないよ。」

そう、田村相手に釘を刺す。

「わかってるって、ただ、食材はわけてくれ。」

そういうと、店主達が、

「よ、兄ちゃん、気前がいいね!」

「ありがとよ、期待してるぞ、異国料理!」

おやじ達から声援があがった。

すでに田村は肉餅を作ったことがある。

おやじ達やララも料理を食べてみたかったのだ。


ララの屋台の横の場所で仕込みを始める。

作りたかったのは唐揚げだ。

肉串もいいが、どうも食感が鳥に近い。

だから、食べたくなった。

貰った肉を冷ましたドクダミ茶に漬ける。

その間に、肉の漬けタレを用意する。

ビニール袋に醤油、ショウガ、ニンニクを入れる。

肉を広げて筋切りする。

包丁を何度も垂直に入れ、肉に突き立てる。

こうすると肉の繊維が切れて、柔らかくなる。

しかし、何度も刺すと腕がつかれてきた。

腕をほぐしていると、まだ絵をみているポンチョ。

どうやら、頭の中で図面を引いているようだ。


近くによる。

「なあ、ポンチョよ。筋切りも作ってくれないか?」

「筋切り?」

そうだ、と屋台の鉄串を借りて説明した。

鉄串を束ねて、肉にさす。

無数に刺さる串が肉のスジを切る。

単純な道具だが、屋台ではみていない。

「ああ、わかった。それぐらいすぐ作ってやる。」

絵から目を離さずに答えた。

「ありがとう、今日は屋台が終わったら皆に・・・、

酒を振舞うがポンチョも来るかい?」

わざと溜めながらポンチョに聞いた。

「なに!」

酒と聞いたポンチョが、勢いよく近づいてきた。

「この料理、あの酒と相性が良くてな。」

話を交渉に切り替える。

「それまでに作ってきてくれるとありがたい。」

「わかった。」

即答が返ってきた。

すぐポンチョは作りに行くようで、市場から離れた。

田村の仕込みは終わった。

あとは、屋台が終わってからのお楽しみだ。

皆様へ

そろそろ、田村、本気出します。

期待してくれると、うれしいですが、

どうなる事でしょう?

生暖かな目で、ご期待ください。

作者より

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― 新着の感想 ―
主人公が金無い、怖がり、でも、何か異世界にハマってるのが楽しいです。 わいのラノベ好きにハマってます\(^o^)/笑 もちろん、ほのぼのの生活が好きです。
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