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24企画参加作品

ゆめのブロック

作者: 御田文人
掲載日:2023/12/14

対象年齢は5歳ぐらいのお子さん、および、その親御さんを想定しています。

リョウタはいま、だいすきなブロックで、あそべません。

てのとどかない、たかいところに、かたずけられてしまったのです。


でも、リョウタは、わるくありません。


いもうとの、リンちゃんが、あるけるようになったからです。


リンちゃんは、げんきにあるきまわります。

でも、まだ、おはなしはできません。

そして、なんでも、くちにいれてしまいます。


だから、ちいさいブロックは、あぶないのだそうです。

まちがって、たべちゃうといけないから。


あるひ、ママが、リンちゃんにミルクをあげているとき、パパにたのみました。


「いまならブロックしていい?」

「ごめんな。このあとも、ごはんに、おせんたくに、いそがしいんだ」


あるひ、リンちゃんが、おひるねしているとき、ママにたのみました。


「いまならブロックしていい?」

「そうね。ちょっとだけ、やろうか!」


でも・・・


「あぎーーー!」

「ごめん。リンちゃん、おきちゃった。また、こんど」


あるひ、リョウタは、りんちゃんをにらみました。

「おまえ!はやく、おおきくなれよ!」


でも、リンちゃんは、ことばが、わかりません。

リンちゃんは、ニッコリわらっていいました。

「にぃーにぃー」


「にぃーにぃー」は、「おにいちゃん」といってるみたいです。


リョウタは、なきました。

パパとママに、かくれてなきました。


なきやんでから、えほんをいっぱい、よみました。

なにかしないと、また、ないちゃいそうだから。


そしたら・・・

「これだ!」

リョウタは、いいことを、みつけました。


そして、ママにたのみました。

「ブロック、ひとつだけちょうだい」

「ひとつでどうするの?」

ママは、ふしぎそうなかおをしました。


リョウタは、とくいになって、みつけたえほんを、ママにみせました。


「おまじないだよ。ねるとき、マクラのしたにブロックいれておくの。そうしたら、ゆめでブロックができるんだ!」


「そうか・・・」

ママは、すこし、かなしそうなかおをしたので、リョウタは、いっしょうけんめい、おねがいしました。


「おねがい!おねがい!ゆめなら、ブロックしていいでしょ?もう、ほんとにはしないから!」

「・・・わかった。はい、どうぞ」

ママは、ブロックをひとつだけくれました。

「やったー!」


そのよる、リョウタは、ゆめをみました。


ママと、パパと、ブロックで、たくさんあそびました。

ふしぎなことに、リンちゃんも、おはなしができて、いっしょにブロックで、あそべました。

とても、とても、たのしいゆめでした。


つぎのひ、リョウタはママにいいました。

「きょうも、ねるときブロックひとつだけ、ちょうだい」


すると、ママは、ゆめみたいなことを、いいました。

「うん。いいけどさ、きょうは、ほんとうにやろう!」


そして、みんなでブロックであそびました。


ゆめじゃないので、リンちゃんは、やっぱりおはなしできないし、ブロックをたべようとします。

でも、パパとママが、こうたいで、まもってくれました。


いっぱい、いっぱい、あそびました。

ゆめでみたより、いっぱい、あそびました。


リョウタは、だいまんぞくでした。

そして、ねるときにおもいました。


おまじない、パパとママにもきいたのかな?

ぼくとおなじゆめをみたのかな?

だから、ブロックやりたくなったのかな?

いつも我慢させてる長男に感謝と、ごめんなさいの思いから創作しました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 冬童話2024にも参加されていたんですね。 小さい子がちょうど動き回れるようになって、何でも口に入れてしまう時期、本当にみんなが大変ですよね。 うちでも、家中の物を上に上に上げていた記憶が…
[一言] 子供の誤飲ってありますよね。 ご両親も大変です。 優しい家族で良かったのです♡
2024/01/02 08:17 退会済み
管理
[良い点] 夢をとても上手に使っていらっしゃると思いました。 りょうたくんの夢が叶って、本当に良かったです。 上の子には我慢させがちですが、お話のお父さんとお母さんは立派ですね。 読ませていただき、あ…
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