登場人物まとめ
いよいよ終盤、登場人物のまとめです。ご参考にどうぞ。
◆神崩研究所関係者
・神崩 司(二つ名:時計屋)
神崩研究所所長。能力は発現しなかったが、
未来予知した妻からの要望で、彼女の肉体を贋作ごと移植
――能力者になった。消滅の際に行方不明になっていたが、
総一郎の計らいで黒嵐に所属し、裏で戦っていた。
その後、神崩跡地で斑が起こした事件に遭遇。
彼の能力で幻を見せられ、敵対したパートナーの響子と戦うことに。
秀遥の捨て身の拘束で、もろとも焼かれた。
最期は友人の総一郎に看取られ、逝った。
・神崩 綴(二つ名:源典回帰)
司の息子。オリジナルの一人で、能力は『書いたものの具現化』である。
実は異世界から零が訪れた際に魔力を引き継いでおり、
悪夢を具現化させ、贋作の発生原因であるように見せかけていた。
彼は『この世界の零』であり、零が来た時に
彼が失うはずだった魔力を受け継いだのである。
零の存在力が大きすぎるため、彼は『零の贋作』に成り下がり、
それを利用して自身が悪役に徹する事で消滅を望んだ。
彼は悪夢から贋作を出現させていたのではなく、贋作を自身の悪夢として
頭の中に閉じ込め、そのまま消滅し、世界から贋作を失くそうとしていた。
が、自殺を踏み切る勇気が無く、夢に出た双子を利用して死んだ。
・神崩 了(二つ名:違絵)
神崩の末娘でオリジナルの一人。空間をマス目に切り、
互い違いに組み替える能力を持つ。
髪をジグザグに分け、革の服に鎖を巻いている。
神崩消滅後、百合に保護され、人知れず草薙邸で暮らしていた。
成長後は資料整理部の副隊長になり、贋作消滅後、黒嵐から
名が『修正』された特殊技術対策部の隊長となる。
・草薙 総一郎(二つ名:無名)
司の旧友で軍所属。オリジナルの一人。自身含め、触れた物の時を操る能力者。
研究所消滅の際、源典に触れた事で一年間悪夢の世界に囚われる。
戻ってきた後は設立されていた黒嵐に幽閉され、身動きが取れずにいた。
斑との邂逅で傷を負い、響子を過去に送り、小夜子に能力を託し、
独り静かに息を引き取る。
・草薙 零→御名模 慎吾(二つ名:神速陣)
総一郎の義息。オリジナルの一人で黒嵐所属。
異世界からこちらの世界にやって来た後、夢の『視点』に憑依される。
夢の主人公であるため、他の人物や贋作から傷を受けず、
逆に消滅させることが可能。話す言葉は、未だニュアンスを覚えきれてないが、
相手の意識に介入するため解るよう変換される。
これが文中における『ルビ』の正体。
なお、彼が持つ二丁拳銃は神器と呼ばれているが、
能力を『のせている』だけで、多少改造されただけのもの。
綴を双子と消滅させ、本体となっていた自身も消えた。
・多原 百合(二つ名:深淵の王)
オリジナルの一人で元神崩研究所助手。零と暮らしながら了を匿っていた。
贋作は『死した異常』の集合体で、融合により精神が崩壊している。
所員惨殺を繰り返し、司を愛しながら振り向いてくれない彼に絶望し、
面影のある綴を性的虐待していた。
自分が犯した過ちを正してもらうため、オリジナルに執着している。
彼らを護っていたのは、彼ら自身に粛清を求めていたから。
最期は望み通り、零によって撃たれ、満足して死ぬ。
・桔梗 小夜子(二つ名:姫桜)
心を読む贋作を移植されている。士官学校教官として働いていたが、
贋作の能力をオリジナルと共鳴させ、総一郎から時を操る能力を受け継ぐ。
その後は若返り、神皇の保護のもと資料整理部の隊長をしていた。
若返ったせいでプリオン病は無くなったが、若年性アルツハイマーを発症。
微笑みながら息を引き取った。
彼女の父親は軍を引退し、桔梗財閥を立ち上げる。
◆神狩研究所関係者
・神狩 秀遥
神狩研究所所長。源典回帰を求めて神崩跡地を訪れた。
司もろとも燃やされたが、奇跡的に回復。研究を続ける。
いつまでもマイペースで娘思いの憎めない男。
・神狩 響子→梔子 世輪傍(二つ名:多層回路)
秀遥の娘で、熱を操る能力者。
零と並ぶ強さを欲しており、総一郎の力で過去に飛ぶ。
戻った後は、存在する自分が『重ならないよう』梔子と名乗った。
なお、容姿も声も、タイムトラベルによる重傷と整形によって一変している。
『同一人物の重なり』を防ぐため、修正力が働いたのかもしれない。
なお、世輪傍が居る限り、タイムパラドクスで『過去』である
響子は死なない。
・山葵 一葉・二葉(二つ名:盤上遊戯)
双子の姉妹。試験的に『二枚舌』の贋作を、それぞれに移植されている。
同じ村に住む人々から虐めを受け、仕返しに全滅させた。
強化を受けていたため軍に入隊し、黒嵐の世輪傍から
元凶である綴の暗殺を命令されるが失敗。
零に保護されつつ、訓練を受ける。
最終決戦に参加し、綴を自ら消滅させる暗示を行った。
全てが終わった後、響子と共に旅に出る。
◆黒嵐関係者
・狐手袋 春香(二つ名:白夜)
神皇護衛に出向している二人組の一人。
一定距離に入った相手が、思考と逆の行動を引き起こす。
よく明星に絡み、能力の所為で寝不足にさせている。
神皇が死んだ後、所属していた特殊技術対策部に戻る。
・小山内 蜜柑(二つ名:明星)
神皇護衛に出向している二人組の一人。
肉体の反射や反応を封じる能力を持つ。
白夜と領域を重ねると、対象は思考の正転・逆転が伝達系で衝突し、
身動きが取れなくなってしまう。
神皇が死んだ後、所属していた特殊技術対策部に戻る。
・尊武神皇(二つ名:稲荷)
百鬼夜行をクリアしていないので、二つ名はあくまで自称。
小夜子との邂逅で精神的に一回り成長し、彼女を慕っている。
草薙邸での最終決戦において、自ら殿を買って出て命を落とす。
ずっと一人に恐怖した彼女が、最期に見たのは両親の姿だった。
それが幻だったのかどうかは、誰にも判らない。
◆資料整理部関係者
・行平 康太(二つ名:鞘継)
主である姫桜の死を看取った後、特殊技術対策部に転属した。
零→総一郎が持っていた、青生生魂製の刀は彼へと引き継がれる。
以上です。あとはエピローグをお楽しみください。




