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これから世界が死んでいきます  作者: 狐面
生きる人々
33/59

行平 康太:伍

 姫桜(ひめざくら)と二人、()だまりに舞う(ほこり)(にら)んでいる。


「三百個……くらい?」

「ぶー。せいかいは、よんひゃっこでした」

「本当ですか?」

「本当です」

「怪しいなあ」

「信じるものは、すくわれますぞ」


 座敷の横から、慎吾(しんご)が声を掛けてくる。


「何しているんです?」

「しー。集中してるんだから、じゃましないでよ」


 殺意でも含んでいるような眼差(まなざ)しで射貫(いぬ)く姫桜から振り返り、今度は自分から信悟に声を掛けた。


「今日は……」

「あー! ホコリ立てるなあ!」


 背後から飛んでくる姫桜の怒号(どごう)を避け、改めて信悟に言う。


「今日は、何を調べているんだ?」

「こらあ! 聞けえい!」


 またしても銃撃してくる、高い声の弾丸は無視。


整理(そうじ)が重なってしまいまして……今日は二つ、です」

「二つ?」

「ええ。一つは三猿」

「三猿って……見ザル、言わザル、聞かザル、ってあれ?」

「移植された女性二人と、残る贋作(がんさく)

「贋作?」

「三つでの装飾(セット)ですから、()かれあったんでしょう」

「あと一つは?」

「これは……聞かない方が良いです」

「何で?」

「もう話す人も途絶(とだ)えてますから問題無いかもしれませんが、聞かない方が良いです」


 まあ信悟が言うなら、そうなのだろう。


「忙しそうだな、手伝うか?」

「埃を数えている(ひま)が有るのでしたら、そう願いたいですね」


 ばれてたか。

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